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J-GLOBAL ID：201202218740502975   整理番号：12A1314771

Cu-Ni-Si合金の切削性改善

著者 (5件)： 金子秀雄 (古河電気工業 研究開発本部 メタル総合研) ,  鎌田千綱 (古河電気工業 研究開発本部 メタル総合研) ,  北里敬輔 (古河電気工業 研究開発本部 メタル総合研) ,  三谷洋二 (古河電気工業 研究開発本部 メタル総合研) ,  高橋功 (古河電気工業 金属カンパニー)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 51  ページ： 257-261  発行年： 2012年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,鉛レスおよびベリリウムレスの快削高強度・高導電材料が望まれている。Cu-Ni-Si時効析出型合金(コルソン合金)をベースに金属間化合物が分散した快削コルソン合金を開発した。本研究では,第4元素として硫黄(S)を添加し,切削性の改善を試みた。Sを添加してマトリックス中にCu₂S粒子を分散することで,切削屑分断性が良好になった。0.067~0.2mass%のS添加,およびCu₂粒子が,平均粒径1.4~2.0μm,面積率0.5~1.6,3500~5050/mm²において良好な切削屑分離性が得られた。S添加合金は切削屑が薄く,Cu₂S粒子が延性破壊することが切削分離性に寄与すると推測された。

シソーラス用語： *銅合金 ,  ニッケル含有合金 ,  ケイ素含有合金 ,  硫黄添加合金 ,  *機械的性質 ,  *被削性 ,  材料 ,  ベリリウム ,  金属組織 ,  析出物 ,  硫化銅 ,  粒径 ,  体積率 ,  分散度 ,  依存性 ,  切り屑 ,  延性破壊 ,  切り屑処理 ,  熱処理 ,  時効処理 ,  時効硬化 ,  電気伝導率
準シソーラス用語： 鉛フリー材料 ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  組成依存性

分類 (1件)： 機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (4件)：

• 1)日本伸銅協会:銅および銅合金の基礎と工業技術,(1994),533,
• 2)佐武晃,森田昇,山田茂,高野登大山達雄,矢後亘市 田賢一,竹内和夫:銅と銅合金,42(2003),248-252.
• 3)大石恵一郎,田中真次,後藤佳行:日本金属学会誌67(2003),219-225.
• 4)高橋功,北里敬輔,江口立彦,平井雅信:銅と銅合金, 48(2009),280~284.

タイトルに関連する用語 (4件)： Cu ,  Ni ,  Si合金 ,  切削性