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J-GLOBAL ID：201202219276230220   整理番号：12A0682184

応力緩和現象を利用したひずみ分散化による深絞り性向上技術

Technology to Enhance Deep-drawability by Strain Dispersion Using Stress Relaxation Phenomenon

著者 (4件)： 山下裕之 (本田技研) ,  上野宏明 (本田技研) ,  中井浩之 (本田技研) ,  檜垣貴大 (本田技研)
資料名： Honda R&D Technical Review  (Honda R&D Technical Review)
巻： 24  号： 1  ページ： 142-148  発行年： 2012年03月01日 
JST資料番号： L0353A  ISSN： 0915-3918  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 車両の軽量化と安全性の両立のため車両に用いられている高強度鋼板の高深絞り加工について検討した。応力緩和現象を利用した組成ひずみ導入過程のコントロールの可能性を期待し,サーボプレスによる複雑なプレスモーションを活用した材料成形限界向上技術について調べた。ブランク保持力100kN,ストロークは1分1回,材料として固溶強化鋼JAC440W 1.4tと組織強化鋼JAC590Y 1.4tを用いて実験を行った。プレス成形において,加工途中で金型を一時停止することで応力緩和を発生させるステップモーションの導入により成形限界深さを40%向上することができた。

シソーラス用語： *深絞り加工 ,  *鋼板 ,  自動車車体構造 ,  応力緩和 ,  プレス ,  歪 ,  分散化
準シソーラス用語： *高強度鋼板 ,  車体 ,  *深絞り性 ,  サーボプレス ,  成形限界

分類 (2件)： プレス加工  (WC04050H) ,  自動車製造  (QG08000M)

引用文献 (8件)：

• (1) 東雄一,中川浩樹:サスティナブルな自動車材料技術,自動車技術会2011年春季大会フォーラム,p.1-6
• (2) Y. Tamai, Y. Yamasaki, A. Yoshitake, T. Imura: Technology of improving press formability applying press motion control - Advanced multi-stage forming with servo press -, Proc. IDDRG2006, p.403-408
• (3) ASTM E328-02, Standard test methods for stress relaxation for materials and structures
• (4) 田川哲哉,孕石泰丈,南二三吉:低炭素構造用鋼の応力緩和挙動,溶接学会論文集,第29巻,第1号,p.48-54(2011)
• (5) 水林博:非弾性,材料強度の原子論,丸善,p.71-88(1985)

タイトルに関連する用語 (5件)： 応力 ,  緩和現象 ,  ひずみ ,  分散化 ,  深絞り性