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J-GLOBAL ID:201202219360338010   整理番号:12A1611696

2008年岩手・宮城内陸地震災害地周辺の先行土湿の季節変動

Seasonal variation of antecedent soil moisture in and around the disaster area of the Iwate-Miyagi Nairiku earthquake in 2008
著者 (4件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 151-160  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: F0976B  ISSN: 0916-4405  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2008年岩手・宮城内陸地震の震源地近傍の27年間のアメダスデータから,先行土湿指数(ASI<sub>30</sub>)の季節変化を明らかにした。地震直後の旬別のASI<sub>30</sub>の平均値は例年より低い値(ASI<sub>30</sub><20mm)が続いた。ASI<sub>30</sub>は0.0~378.3mm(平均値±SD,以下同様:22.5±22.0mm)であった。2月を除く各月でASI<sub>30</sub>の最大値は100mmを超え,8月にその頻度が高かった。月別ASI<sub>30</sub>の平均値は,厳冬期の2月に最小値(6.9mm)を示し,融雪期の4月(34.9mm),次いで9月(34.5mm),7月(31.9mm)の順で高い値を示した。2007年11月-2008年10月における高山地帯(標高1,300m)のASI<sub>30</sub>は4.0~320.0mm(50.0±64.9mm)と推定され,祭畤(標高:320m)のASI<sub>30</sub>(3.1~136.4mm;19.6±18.3mm)と比較して高い値を示した。高山地帯では融雪期において,継続的に50mmを超える降雨が融雪水に加算されASI<sub>30</sub>が高くなっていた。地震が発生した2008年6月14日の高山地帯のASI<sub>30</sub>は245.1mmで,祭畤のASI<sub>30</sub>(:18.0mm)と比較して非常に湿潤な状態にあったことが明らかになった。地震後のASI<sub>30</sub>は過去に記録した多雨・多雪年時に至っておらず,引き続き,土湿環境を注視する必要があると考えられた。(著者抄録)
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分類 (3件):
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気象学一般  ,  自然災害  ,  土壌物理 
引用文献 (29件):
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