抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1MWの太陽光発電システム(PVS)が導入された30分同時同量制御を行うマイクログリッド(MG)を対象として,設備費および可変費を評価指標としてPVS出力予測精度がMGの設備計画および運転に与える影響を評価した。その結果,以下の知見が得られた。1)出力調整用電源(りん酸燃料電池:PAFC,ナトリウム-硫黄蓄電池:NaSの出力計画値を天気予報に対応して変更することによりPVS出力予測誤差の影響をある程度緩和できる。2)この論文でのPVS出力の予測誤差率は小さくないが,年間ではMGにおける受電電力は年間総電力需要の2%に相当する量だけ増加するのみでPVS出力予測誤差の影響はおおきくない。3)予測誤差の影響を年間の設備費と可変費からなる総コストで評価した結果,30分平均値を誤差なく予測できる場合に対して2~7%増の影響として現れる。また,総コスト増加に対するっ設備費と可変費の寄与は同程度であり大きな予測誤差および日々の平均的な予測誤差の両面において更なる予測制度の向上が必要である。