抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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和洋女子大学と城西国際大学で開講している「和服構成学演習」を例として,授業内容を紹介した。まず日本の民族衣裳の着物も時代の趨勢によって形態が変化してきた経過とその理由について概説した。現代では着物の役割が晴れ着となり,着方も「ゆったり」から「きちんと」着ることが要求されるようになった。女性の体形・体格も変わり,「標準寸法」の浴衣を「きちんと」着ることに問題が生じるようになった。女子大生の「自分の体形に合った浴衣をきちんと着たい」という要望に応え「標準寸法の見直しと胸幅寸法を増やす」ことをテーマに,各自の体系に合った大裁女物ひとえ長着(浴衣)を製作した。授業の進行は,採寸,出来上がり寸法の算出法,必要布量算出のための積り方計算式,裁断,縫製着装条件の設定,着装,着装状態の比較の順であった。最後に授業の狙いと教員側の努力目標を述べた。