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J-GLOBAL ID：201202220474339278   整理番号：12A0924474

システマビリティを導入したソフトウェア性能評価法に関する一考察

A Note on Software Performability Evaluation with Systemability

著者 (2件)： TOKUNO Koichi (Tottori Univ., Tottori-shi) ,  YAMADA Shigeru (Tottori Univ., Tottori-shi)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 112  号： 59(R2012 1-10)  ページ： 53-58  発行年： 2012年05月18日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本稿では,運用環境の不安定性・不確定性を考慮した信頼性特性と定義されるシステマビリティの概念を導入したソフトウェア性能評価法について議論する。システムの形態としては複数の仕事を同時に処理するマルチタスクシステムを想定し,仕事の到着過程は非同次ポアソン過程に従う場合を考察する。また,運用段階におけるソフトウェア故障発生現象は,マルコフ型ソフトウェア信頼性モデル(MSRM)を用いて記述される。本稿では,テスト環境と運用環境におけるソフトウェア故障発生特性は,基本的には異なるという立場を取る。そこで,この差異を埋めるための環境係数をMSRMに対して導入し,これを確率変数として取扱い,システマビリティを考慮したMSRM(MSRM-S)として再構築する。次に,MSRM-Sを基に,ある時刻までに処理を完了することができた仕事数に関する分布を,無限サーバ待ち行列モデルを用いて解析する。この解析結果より,実時間性を考慮したシステムの性能評価尺度を導出し,時間およびデバッグ作業回数の関数として示す。最後に,本手法の数値例を示しながら,システマビリティの考慮がソフトウェアの性能評価結果に与える影響について考察する。(著者抄録)

シソーラス用語： *ソフトウェア ,  *信頼性解析 ,  モデル ,  性能評価 ,  待ち行列 ,  発生 ,  多重処理 ,  確率モデル
準シソーラス用語： Markovモデル ,  ソフトウェア信頼性モデル ,  故障発生

分類 (1件)： 計算機システム開発  (JD02010R)

引用文献 (19件)：

• PFENING, A. Optimal software rejuvenation for tolerating soft failures. Performance Evaluation. 1996, 27-28, 491-506
• GARG, S. Analysis of preventive maintenance in transactions based software systems. IEEE Trans. Computers. 1998, 47, 1, 96-107
• TOKUNO, K. Dynamic performance analysis for software system considering real-time property in case of NHPP task arrival. Proc. 2nd Int. Conf. Secure System Integration and Reliability Improvement (SSIRI 2008), July. 2008, 73-80
• TOKUNO, K. Stochastic software performability evaluation based on NHPP reliability growth model. Int. J. Reliability, Quality and Safety Engineering. 2011, 18, 5, 431-444
• ZHANG, X. Calibrating software reliability models when the test environment does not match the user environment. Appl. Stochastic Models Bus. Ind. 2002, 18, 1, 87-99

タイトルに関連する用語 (1件)： ソフトウェア性能評価