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J-GLOBAL ID：201202220900612092   整理番号：12A0442341

ペクチン及び高アミロース含有トウモロコシ澱粉はラットにおける盲腸の水素産生を増加し肝虚血再潅流損傷を軽減する

Pectin and high-amylose maize starch increase caecal hydrogen production and relieve hepatic ischaemia-reperfusion injury in rats

著者 (9件)： NISHIMURA Naomichi (Nayoro City Univ., Hokkaido, JPN) ,  TANABE Hiroki (Nayoro City Univ., Hokkaido, JPN) ,  SASAKI Yumi (Nayoro City Univ., Hokkaido, JPN) ,  MAKITA Yui (Nayoro City Univ., Hokkaido, JPN) ,  OHATA Misako (Nayoro City Univ., Hokkaido, JPN) ,  YOKOYAMA Saori (Nayoro City Univ., Hokkaido, JPN) ,  ASANO Mami (Nayoro City Univ., Hokkaido, JPN) ,  YAMAMOTO Tatsuro (Nayoro City Univ., Hokkaido, JPN) ,  KIRIYAMA Shuhachi (Luminacoid Lab., Tokyo, JPN)
資料名： British Journal of Nutrition  (British Journal of Nutrition)
巻： 107  号： 4  ページ： 485-492  発行年： 2012年02月28日 
JST資料番号： B0336A  ISSN： 0007-1145  CODEN： BJNUA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 雄のSDラットにペクチンまたは高アミロース含有トウモロコシ澱粉(HAS)を添加または無添加の対照飼料を7日間給与し,酸化ストレスの結果として生じる肝虚血再潅流損傷を抑制するかを調べた。門脈の水素濃度はペクチンまたはHAS添加の用量に依存して有意に増加した。虚血再潅流損傷を起こした対照飼料群では血漿中アラニンアミノトランスフェラーゼ及びアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼの活性の有意な増加を認めたが,ペクチンまたはHASの添加により減少した。虚血再潅流損傷により増加した酸化型グルタチオン:総グルタチオン比はペクチンまたはHASの添加により減少し,減少した還元型グルタチオン:総グルタチオン比及び還元型グルタチオン:酸化型グルタチオン比は増加した。虚血再潅流損傷により塞がれた対照飼料群の肝シヌソイドはペクチン添加により偽手術群と同様となった。水素産生の高い食物繊維及びレジスタントスターチの給与により大腸における水素発生を高め,肝臓の虚血再潅流損傷が改善することを示唆していた。

シソーラス用語： ラット ,  実験動物 ,  *ペクチン ,  *澱粉 ,  腸 ,  水素 ,  *術後合併症 ,  門脈 ,  *肝臓 ,  毛細血管 ,  酸化ストレス ,  アラニンアミノトランスフェラーゼ ,  アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ ,  食餌効果 ,  脂肪族アミン ,  チオール ,  脂肪族カルボン酸 ,  トリペプチド ,  含硫アミノ酸 ,  オリゴペプチド
準シソーラス用語： SDラット ,  *レジスタントスターチ ,  肝シヌソイド ,  *虚血再灌流損傷

分類 (2件)： 肝臓  (EJ06060J) ,  基礎治療学  (GC03012A)

物質索引 (2件)： 還元型グルタチオン ,  酸化型グルタチオン

タイトルに関連する用語 (8件)： ペクチン ,  アミロース ,  トウモロコシ澱粉 ,  ラット ,  盲腸 ,  水素 ,  肝虚血 ,  再潅流損傷