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J-GLOBAL ID：201202221136966301   整理番号：12A0789728

秋田県における木製治山ダムの開発に関する取組み

Development of original wooden check dam in Akita Prefecture

著者 (7件)： 野田龍 (森林土木施設研究所) ,  佐々木貴信 (秋田県大 木材高度加工研) ,  千田知弘 (秋田県大 木材高度加工研) ,  千田知弘 (東京農工大) ,  井上孝人 (森林土木施設研究所) ,  原田利正 (秋田県 農林水産部) ,  三浦靖浩 (秋田県林業コンサルタント)
資料名： 砂防学会誌  (新砂防)
巻： 65  号： 1  ページ： 39-46  発行年： 2012年05月15日 
JST資料番号： G0196A  ISSN： 0286-8385  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 秋田県における県産スギ材の需要拡大,地域活性化等を目的として,秋田独自の木製治山ダム(以下,秋田スタンダード)の開発を行った。具体的には,建築資材等として需要の低い大径材とラグスクリューのみを使用する「オールウッド型木製治山ダム」,及び森林整備により発生する中・小径本数調整伐木を鋼製枠に詰め込んだ「ハイブリッド型木製治山ダム」を開発した。各種強度試験等の結果,オールウッド型木製治山ダムの接合部は,引張力,剪断力とも十分な安全性を有していた。また,実大水平載荷試験の結果,十分な安全率を有していた。さらに,現地で浮力性能につきモニタリング調査を行った。秋田スタンダードの木材使用量は,枠ダム型の5~7倍であり,木材利用への貢献度は高い。

シソーラス用語： *砂防ダム ,  *秋田県 ,  スギ材 ,  ボルト ,  *木材 ,  接合部
準シソーラス用語： *オールウッド型木製治山ダム ,  *ハイブリッド型木製治山ダム ,  ラグスクリュー ,  ラグスクリューボルト ,  鋼製枠 ,  *治山ダム ,  大径材 ,  *木製治山ダム

分類 (1件)： 一般,砂防工学  (RC12010B)

引用文献 (17件)：

• 農林水産省. 森林・林業再生プラン. 2009
• (社)土木学会木材工学特別委員会. 2009年度土木における木材の利用拡大に関する横断的研究報告書. 2010
• 佐々木貴信. 土木における木材の利用拡大と木製堰堤の開発. 水利科学. 2010, 315, 1-12
• 石川芳治. 木製床固工の特徴と設計. 砂防学会誌. 1998, 50, 6, 33-39
• 石川芳治. 小型木製枠構造堰堤の水平載荷試験の安定性の検討. 砂防学会誌. 2000, 52, 5, 16-23

タイトルに関連する用語 (3件)： 秋田 ,  治山ダム ,  開発