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J-GLOBAL ID：201202221213851580   整理番号：12A1550733

高分子結晶のやさしい話(第10回)最終回 塑性変形と構造欠陥(その2)

著者 (1件)： 小島盛男 (山形大)
資料名： 金属  (Materials Science & Technology)
巻： 82  号： 11  ページ： 1046-1052  発行年： 2012年11月01日 
JST資料番号： F0157A  ISSN： 0368-6337  CODEN： KNZKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高分子結晶を金属技術者向けにシリーズで平易に解説。今回は先回に続き塑性変形と構造欠陥について取り上げ,引張の際に生じるネッキング現象を金属結晶と対比させながら説明した。金属結晶では,降伏点を経過した後に生じるくびれ現象として現れるが,この現象は高分子金属と直接対応せず,高分子結晶で生じるネッキングに相当する金属材料での現象は,圧延などで見られるキンキングである。このキンキングに関連して,結晶の動き(双晶,転位)について述べ,高分子結晶での双晶を観察するための方法および観察例を示した。最後に,総括として高分子結晶においては特定の構造欠陥だけを取り上げて検討しても物性への影響を特定できるとは限らないことを示唆した。

シソーラス用語： *高分子結晶 ,  くびれ ,  キンク ,  *格子欠陥 ,  *構造 ,  双晶 ,  転位【結晶】
準シソーラス用語： *構造欠陥

分類 (1件)： 有機化合物の格子欠陥  (BK12060M)

タイトルに関連する用語 (3件)： 高分子結晶 ,  塑性変形 ,  構造欠陥