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J-GLOBAL ID:201202221324121904   整理番号:12A0138639

カロテノイドの光励起は一重項酸素生産を介し細胞毒性を生じる

Photo-excitation of carotenoids causes cytotoxicity via singlet oxygen production
著者 (11件):
資料名:
巻: 417  号:ページ: 640-645  発行年: 2012年01月06日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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藻類および植物に広く分布する,天然色素,カロテノイドは,共役二重結合系を有する。れれらの励起エネルギーは,共役長と関係する。エネルギー状態が,酸素の一重項励起状態(一重項酸素)以上のカロテノイドは,光感作性質を有する仮説を立てた。ここでは,ヒト皮膚メラノーマ(A375)細胞が,何種類かのカロテノイド(ネオキサンチン,フコキサンチンとシホナキサンチン)の光励起を介し,損傷されることを示した。これとは異なり,β-カロテン,ルテイン,ロロキサンチンとビオラキサンチンのような,一重項酸素の励起エネルギー以下のそれを有する,カロテノイドの光励起は,細胞死を増強しなかった。光励起したフコキサンチンまたはネオキサンチンによる反応性酸素分子種(ROS)の生産は,細胞内ROSに対する蛍光インジケーター蛋白質を発現する,HeLa Hyper細胞でのROS生産に対するレポーター分析を用い,確認した。フコキサンチンとネオキサンチンは,高い細胞浸透と保持も示した。一重項酸素トラッピング剤として,2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジンを用いた,電子スピン共鳴スペクトルは,一重項酸素が光励起したフコキサンチンから酸素分子へのエネルギー転移を介し生産されることを示した。これら結果は,光励起を介し一重項酸素を生産でき,標的細胞で良い細胞浸透と保持を示す,フコキサンチンのようなカロテノイドが皮膚疾患に対する光線力学療法で光感作剤として有用であることを示す。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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