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J-GLOBAL ID:201202221333131050   整理番号:12A1050721

関東甲信地区における都市面積,人為起源の熱量,建築物のアスペクト比の増加に起因する地表温度変化の数値シミュレーション

Numerical Simulation of the Surface Air Temperature Change Caused by Increases of Urban Area, Anthropogenic Heat, and Building Aspect Ratio in the Kanto-Koshin Area
著者 (3件):
資料名:
巻: 90B  ページ: 11-31 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: G0095A  ISSN: 0026-1165  CODEN: JMSJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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著者らは関東甲信エリアの30年間(1976-2006)の温暖化傾向を調査した。AMeDASステーションにおける温暖化傾向は平均値で夏季と冬季ともに1.3°C/30年より少し小さいと見積もられた。これらの温暖化傾向は大規模,および局所規模の温暖化効果を含むものと考えられる。なぜならば,20kmの解像度を持つ,何ら都市化のパラネータ化なしの領域気候モデルでは観測された温暖化の傾向とその日周変動をよく表すことが出来ず,我々は都市キャノピースキームを持つ中規模大気モデルがそれを表すことが出来るかを実験した。シミュレーションを現実的なものにするために,我々は3セットの現実のデータを用いた:国土数値情報データセットを土地利用域の割合を見積もるために,時空間で変動する人為起源の熱量データセット,そして建築物のアスペクト比のセッティングのための東京都の建築物形状のGISデータセット。2か月間にわたっての時間積分が夏季と冬季の両方で実行された。疑いのないレベルでの相関関係がシミュレートされた温度上昇とAMeDAS観測点で観測された温暖化のトレンドの間に見られた。都市領域での温度上昇の日変動は日中より夜間で高くその範囲は夏季より冬季が大きかった。このような傾向は観測結果と一致している。因子分析から,我々は都市の温暖化に,以下のような良く知られたものといくつかの予想していなかった特徴を見出した:(1)土地利用分布の変化(植被の減少が主因)が日中の温暖化に影響を持っている,そして,影響は冬季より夏季に大きい。(2)人為的過熱が熱の放出の日変動と安定した大気層の形成の時期のせいで2つの小さなピークを持つ温暖化効果を持っていた。;そして(3)建築物の高層化が早朝に単独のピークを持つ温度上昇に寄与する大きな要因であった。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
局地循環,気流 

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