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J-GLOBAL ID:201202221596454031   整理番号:12A1752229

GPS,太陽電池・・・宇宙技術にヒットの種がある!民生利用の視点で見た研究開発テーマの探索 “成功・失敗事例からみる”スピンオフの研究開発への展開と見極め

著者 (1件):
資料名:
号: 80  ページ: 8-11  発行年: 2012年11月20日 
JST資料番号: L5967A  ISSN: 1349-1393  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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宇宙開発のような国家的事業として推進する研究開発で培われる要素技術を,民間産業に転用し日常生活に役立てることを「スピンオフ」という。宇宙開発のスピンオフの技術から生まれた製品を生活の身近な場面で数多く見ることができる。公的機関が行っている事業から得られた成果を広く公開し利用を促進することは,国の発展や国際競争力の強化,さらに社会基盤の充実のために重要である。しかし,国の資産は国民共通の財産と考える我が国では,特定の民間企業がその資産を利用することで利益を享受することは,公平性,公共性の考え方から否定的に考えられてきた。そのうえ我が国の宇宙開発利用を取り巻く環境には,ここ十数年間閉塞感が充満していたと言って過言でない。これに対し,欧米では,一般国民への普及や社会への貢献という観点で有効な手段の一つとの認識で,より商業化・商業利用が活発に促進され,産業経済界の発展,国際競争力の強化では大きな成果を生み出している。これまで,私たちは科学技術立国を目指して進んできたが,将来の基盤創りへ向けての指針や貢任あるリーダーシップの育成に遅れを生じ,昨今の国際化や情報化の大きな展開の中,経済の停滞にも追い打ちされ,伝統的な日本の特質である規範を失いつつある。このような状況は,国を支える一人一人の感性や活性にも影響を与え,結果的に個人の活動の目的あるいはそれぞれの価値観・人生観さえも目先の対象に振り回されかねない。次世代への橋渡しも視野に入れた健全な人間社会の構築と,志の高い青少年の教育・育成を的確かつ継続的に推進することが重要である。
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分類 (1件):
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研究開発 
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