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J-GLOBAL ID：201202221831325589   整理番号：12A0327598

浄化槽三次処理と面源負荷処理を目的としたハイブリッド伏流式人工湿地の初期性能

Initial phase efficacy of hybrid sub-surface constructed wetland system for the treatment of mixture of point source and non-point source load

著者 (8件)： 井上京 (北大 大学院農学研究院) ,  櫻木宏明 (北大 大学院農学院) ,  加藤邦彦 (農業技術研究機構 北海道農研セ) ,  横田岳史 (農業技術研究機構 北海道農研セ) ,  横田岳史 (リードネット) ,  千田智基 (環境省 北海道地方環境事務所) ,  家次秀浩 (タスク) ,  SHARMA Pradeep Kumar (北大 大学院農学院)
資料名： 農業農村工学会資源循環研究部会論文集
号： 7  ページ： 21-26  発行年： 2011年10月 
JST資料番号： L8060A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 積雪寒冷地に設置されたハイブリッド伏流式人工湿地の浄化機能を評価した。この施設は,合併浄化槽の処理水や酪農牛舎排水からなる点源負荷と,道路路面排水や牧草地からの面源負荷を浄化処理する。設置初年には,施設から溢水が生じる等の問題があったが,改修により解決し,2年目以降は順調に稼働している。流入流量は,0~378.6m³・d^-1で,変動が大きかった。平均の水質浄化率は,COD(Cr)52%,BOD₅81%,SS96%,T-N18%,NH₄-N86%,T-P71%,PO₄-P70%で,処理水は環境基準(河川)のAA類型にほぼ相当するものとなった。水収支が把握できた期間の平均負荷除去率はCOD(Cr)55%,BOD₅62%,SS93%,T-N25%,T-P76%であった。この伏流式人工湿地は,比較的大きな流量変動に対しても適用でき,また気温が継続的に氷点下となる寒冷地でも,年間を通じて浄化が継続できた。(著者抄録)

シソーラス用語： *湿地 ,  *水処理施設 ,  *下水処理 ,  *型 ,  寒冷地 ,  浄水 ,  *人工湿地
準シソーラス用語： *排水処理 ,  *ハイブリッド型 ,  水質浄化

分類 (1件)： 下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H)

引用文献 (5件)：

• Molle, P., Lienard, A., Boutinn, C., Merlin, C and Iwema, A. (2005);How to treat raw sewage with constructed wetlands: an oveiview of the French systems, Water Science and Technology vo1.51 No. 9,11-21
• Cooper,P(2009):What we can learn from old wetlands?Lessons that have been learned and some that may have been forgotten over the past 20 years,Desalnlation247,12-27
• 加藤邦彦,井上京,家次秀浩,富田邦彦(2010):酪農・畜産排水処理のための人工湿地システム,農家の友2010年5月号104-106.
• Vymazal, J. (2005): Horizontal sub-surface flow and hybrid constructed wetlands systems for wastewater treatment,Eoological Engineering25,478-490
• 松下京平浅野耕太(2009)=農業の公共水域ぺの環竟負荷軽減のための自主協定.農村計画学会誌, VoL. 27 Special_Issue,167-172.

タイトルに関連する用語 (5件)： 浄化槽 ,  面源 ,  伏流 ,  人工湿地 ,  初期