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J-GLOBAL ID:201202222501077402   整理番号:12A1773914

有機リン化合物に対する感度を改善するための古細菌Archaeoglobus fulgidusのカルボキシエステラーゼの活性部位の再設計

Redesigning the active site of a carboxyl esterase from the archaeon Archaeoglobus fulgidus to improve sensitivity to organophosphorus compounds
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巻: 47  号: 12  ページ: 2219-2226  発行年: 2012年12月 
JST資料番号: C0250B  ISSN: 1359-5113  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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有機リン化合物(OP)は,神経系のアセチルコリンエステラーゼ(AChE)の活性を阻害する能力により,農薬として広く使用されている。従って,AChEは農薬の検出のためのバイオセンサーとして,一般的に利用されている。AChEは不安定であることから,頑健な適用を目的として,より安定な酵素が望まれている。古細菌Archaeoglobus fulgidus由来の熱に安定性なカルボキシエステラーゼ(AFEST)について,7種類の選択したOPに対する感度を検討した。AFESTに対するジクロルボスのIC50(50.8±2.6 nM)は市販のAChEのそれよりも10倍低かったことから,AFESTは高い感度を持つことが示された。その他のOPに対するAFESTの感度は,AChEよりも低かった。OPに対するAFESTの感度を亢進するために,AFESTのcapドメインに部位特異的突然変異を導入した。突然変異体N44S/S48Vの7種類のOPに対する感度は野生型に比べて亢進し,パラオキソン(3.3±0.01nM),ジクロルボス(28.0±0.6nM),プロフェノホス(43.0±1.0nM)およびダイアジノン(3.0±0.2nM)を含む4種類のOPに対してはAChEよりも高感度であった。AFESTと変異体N44S/S48Vの37°Cにおける半減期は15日以上であった。AFESTおよび変異体N44S/S48Vと選択したOPの間の相互作用を,分子ドッキングにより検討した。その結果,AFESTと変異体N44S/S48Vは,OP検出のためのバイオセンサーとしての可能性を有することが示された。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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