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J-GLOBAL ID：201202222763599736   整理番号：12A0953084

GPS高エネルギー分割能シンチレータによる高信頼性α線波高弁別検出器の開発

著者 (6件)： 金子純一 (北大 大学院工学研究科) ,  樋口幹雄 (北大 大学院工学研究科) ,  藤田文行 (北大 大学院工学研究科) ,  西山修輔 (北大 大学院工学研究科) ,  坪田陽一 (北大 大学院工学研究科) ,  井崎賢二 (日本原子力研究開発機構)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Review(Web)
号： 2011-030  ページ： 2.3.1 (WEB ONLY)  発行年： 2011年08月 
JST資料番号： U0296A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プルトニウム取扱施設ではα線計測を主体とした検出下限値レベルでの厳しい汚染管理が行われている。ラドン子孫核種の影響を低減させるために,半導体検出器を用いた波高弁別技術を適用してきたが,半導体検出器は耐久性や耐ノイズ性に劣る部分がある。高エネルギー分解能シンチレータGPS(Ce:Cd₂Si₂O₇)を用いて,プルトニウム取扱施設で使用可能なα線ダストモニタの開発を目指した。低CeGPSの合成については,8回にわたる合成により合成条件の最適化を進め,最終的に多晶体を焼結体シードから合成することに成功した。ガラス基板上に100μm程度のGPS粉末をエポキシ樹脂に固定した後,研磨によって厚さを薄くする方法により光電子増倍管に集まる光を多くし,エネルギー分解能の高いシンチレータプレート製作に成功した。50μmのエネルギー分解能は8%で,γ線の影響をディスクリレベルの設定により容易に除去できることを確認した。今回試作したプレートのα線に対するエネルギー分解能とγ線弁別性能はダストモニタに使用するに十分な性能を有している。

シソーラス用語： *α線スペクトロメータ ,  半導体検出器 ,  *シンチレータ ,  *エネルギー分解能 ,  *プルトニウム ,  弁別器 ,  娘核種 ,  光電子増倍管 ,  *ダストモニタ ,  ラドン娘核種
準シソーラス用語： ディスクリミネータ ,  ラドン娘核

分類 (1件)： スペクトル計測及びスペクトロメータ  (AD08030U)

タイトルに関連する用語 (9件)： GPS ,  エネルギー ,  能 ,  シンチレータ ,  高信頼性 ,  α線 ,  波高 ,  検出器 ,  開発