抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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世界中の全ての木材は,その産地に特有な安定同位体フィンガープリントを有しており,年輪を形成する樹種の場合,それらは年輪の安定同位体比時系列として表現できる。違法伐採は熱帯域で最も深刻だが,高価な材であるチーク(Tectona grandis L.f.)は熱帯域で年輪を形成する数少ない樹種の一つで,違法伐採の対象となりやすい。そこで本研究では,温帯~亜寒帯(日本・北米・極東ロシア)ですでに有効性が確認できている安定同位体比・年輪幅時系列を用いた木材の産地判別法(Kagawa&Leavitt2010JWS)を違法伐採の深刻な熱帯域の樹種に世界で初めて適用し,本産地判別法の熱帯域での有効性を調べた。(著者抄録)