抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本のあらゆる地点での風速・風向を高精度に予測できる3次元風況予測モデルと,数時間から1日先の風力発電出力を高精度に予報できる風力発電出力予報モデルの開発を行っている。風力発電出力のリアルタイムモニタリングデータと気象庁発表の数値気象予報を入力データとし,マルチスケールの忘却係数つき最小自乗法を用いたノンパラメトリック回帰により,数分先から1日先までの風力発電出力を高精度に予測するモデルを開発した。これらの研究成果は,「高度な風況予測モデルMASCOT」として実用化され,風力発電分野のみならず,スキー場の風予報などの国内外における幅広い分野で活用されている。また風力発電設備に作用する各種荷重を高精度に解析する手法を開発するとともに,風力発電設備支持構造物設計指針の策定を行っている。さらに,風による空気力や地震力の複雑な挙動と構造物の振動特性を考慮した数値モデルを構築し,風力発電設備の応答解析を行うプログラムCAsTを開発した。これら研究成果は風力発電設備倒壊事故の原因究明や,わが国固有の自捺環境に適した構造設計手法の開発に利用されている。