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J-GLOBAL ID：201202223437278535   整理番号：12A1103241

2011東日本大震災の教訓と復旧-国土保全-漁港施設の被害の状況

著者 (2件)： 八木宏 (水産総合研究セ 水産工学研) ,  中山哲嚴 (水産総合研究セ 水産工学研)
資料名： 基礎工  (Foundation Engineering & Equipment, Monthly)
巻： 40  号： 8  ページ： 071-073  発行年： 2012年08月15日 
JST資料番号： S0884A  ISSN： 0285-5356  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東日本大震災における津波や地震による漁港施設の被災パターンや被災箇所の傾向を紹介した。今回の震災により岩手,宮城,福島に限っても全263漁港のうち260漁港が被災した。津波による外部施設(防波堤)の被災パターンとして,津波の押波による津波波力型,1例のみではあるが引波・水位差型,および洗掘型の3つに分類した。また内湾域にある漁港の防波堤は設計波高が小さいため今回の津波では被災しやすい傾向があった。係留施設については,構造形式によって大きく異なることが特徴であった。矢板式,直立消波式では大きな損壊に至る場合が見られたが,桟橋式岸壁は一部を除き被災は軽微であった。

シソーラス用語： 震災 ,  *漁港 ,  港湾施設 ,  *津波 ,  *防波堤 ,  矢板 ,  係船岸 ,  消波工 ,  桟橋 ,  被災 ,  大地震
準シソーラス用語： 東日本大震災 ,  東北地方太平洋沖地震 ,  矢板岸壁

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  港湾施設,港湾工事  (RC15020H)

引用文献 (4件)：

• 1) 八木宏,杉松宏一,中山哲嚴,三上信雄,大村智宏,佐野朝昭,奥野正洋,五±嵐雄介:東北地方太平洋沖地震津波による田老漁港の漁港施設における被災メカニズムの検討,第59回海講論文集,2012(投稿中).
• 2) 高橋重雄ら:2011年東日本大震災による港湾・海岸・空港の地震・津波被害に関する調査速報,港湾空港技術研究所,(株)港湾技術研究所,p.110,2011.
• 3) 八木宏,杉松宏一,中山哲嚴,西敬浩,奥野正洋,小池哲,林健太郎,五十嵐雄介:東北地方太平洋沖地震津波による女川漁港の漁港施設における被災メカニズムの検討,第59回海講論文集,2012(投稿中).
• 4) 八木宏,杉松宏一,中山哲嚴,西敬浩,三上信雄,佐々木崇之,林健太郎:東北地方太平洋沖地震津波による漁港施設(防波堤)の被災状況とその原因について,第59回海講論文集,2012(投稿中).

タイトルに関連する用語 (8件)： 東日本大震災 ,  教訓 ,  復旧 ,  国土保全 ,  漁港 ,  施設 ,  被害 ,  状況