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J-GLOBAL ID：201202223477657830   整理番号：12A0943074

フルオロアルケンの求電子的活性化と環化反応

著者 (1件)： 市川淳士 (筑波大 数理物質系)
資料名： 有機合成化学講習会テキスト
巻： 2012  号： 春季  ページ： 43-50  発行年： 2012年06月01日 
JST資料番号： L6934A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フッ素系ポリマのモノマとして,また構築ブロックとして有用性が高いgem-ジフルオロアルケンはその反応性は必ずしも充分ではなく二重結合が電子不足であることにより求電子活性も希望通りにならない。このような問題の解決法として著者等が行った超強酸や遷移金属触媒を用いるジフルオロアルケンの求電子的活性化と環化反応への応用を紹介した。1)分子内金属による求電子的活性化-パラジウム触媒によるgem-ジフルオロアルケンの5-endo型挿入環化反応-フッ素置換ピロールの合成,2)プロトンによる外部からの求電子的活性化-超強酸によるgem-ジフルオロアルケンのカチオン環化-endo環化による二環式ケトンおよびヘリセンなどの多環式芳香族炭化水素の合成,3)金属による外部からの求電子的活性化-パラジウム触媒によるgem-ジフルオロアルケンの分子内環化-フッ素置換多環芳香族縮合化合物およびインドール合成への応用,4)隣接するアルケン部位を利用した求電子的活性化-金属触媒によるgem-ジフルオロアレンの分子内ドミノ環化-フッ素多環式芳香縮合化合物の合成,に分けて解説した。

シソーラス用語： *脂肪族フッ素化合物 ,  *オレフィン化合物 ,  *求電子反応 ,  *環化反応 ,  パラジウム触媒 ,  化学合成 ,  挿入反応 ,  *有機フッ素化合物 ,  芳香族縮合炭化水素 ,  芳香族縮合化合物 ,  芳香族フッ素化合物 ,  逐次反応 ,  窒素複素環化合物
準シソーラス用語： インドール誘導体 ,  ドミノ反応 ,  ピロール誘導体 ,  *フルオロアルケン

分類 (1件)： 脂肪族ハロゲン化合物  (CF03050P)

タイトルに関連する用語 (4件)： フルオロアルケン ,  電子 ,  活性化 ,  環化反応