文献

J-GLOBAL ID：201202223885147042   整理番号：12A0438326

選択した加工ライムギ,コムギおよびオオムギ製品におけるin vitro消化性リン濃度の分析

Analysis of in vitro digestible phosphorus content in selected processed rye, wheat and barley products

著者 (4件)： ITKONEN Suvi T. (Calcium Res. Unit, Div. of Nutrition, Dep. of Food and Environmental Sciences, Univ. of Helsinki, P.O. BOX 66, 00014 ...) ,  EKHOLM Paeivi J. (Div. of Chemistry and Biochemistry, Dep. of Food and Environmental Sciences, Univ. of Helsinki, P.O. BOX 27, 00014 ...) ,  KEMI Virpi E. (Calcium Res. Unit, Div. of Nutrition, Dep. of Food and Environmental Sciences, Univ. of Helsinki, P.O. BOX 66, 00014 ...) ,  LAMBERG-ALLARDT Christel J.E. (Calcium Res. Unit, Div. of Nutrition, Dep. of Food and Environmental Sciences, Univ. of Helsinki, P.O. BOX 66, 00014 ...)
資料名： Journal of Food Composition and Analysis  (Journal of Food Composition and Analysis)
巻： 25  号： 2  ページ： 185-189  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： T0477A  ISSN： 0889-1575  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 食料品におけるリン(P)のバイオアベイラビリティはほとんど知られていない。ここではin vitro消化性リン(DP)分析法について試験し,誘導結合プラズマ-質量分析(ICP-MS)併用in vitro法により多様に加工された穀類製品におけるDP濃度を分析した。DP分析の為に試料をα-アミラーゼとプロテアーゼを添加する事により消化粥として処理した。試料を平衡透析により透析し,DPをICP-MSにより分析した。また全リン(TP)の量をICP-MSにより分析した。酸味コムギおよびライムギパンでは,DP/TPの比率は粉(DP/TP:ライムギ45%;コムギ43%)あるいは非酸味パン(DP/TP:コムギ46%)におけるより高かった(DP/TP:ライムギ83%,コムギ78%)。これは,加工中にフィチン酸が分解し,DP濃度を増加させる可溶性無機Pを放出する,という事を示唆している。穀類におけるDP濃度はTP濃度より有意に低く,これは全食事性Pがヒトの体内にほとんど吸収されないかもしれない,という事を示唆している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： リン ,  バイオアベイラビリティ ,  比率 ,  in vitro実験 ,  ICP-MS分析 ,  穀類 ,  *穀類製品 ,  食品成分 ,  *食品分析 ,  ライムギ ,  コムギ ,  オオムギ ,  酵素的分解 ,  α-アミラーゼ ,  プロテイナーゼ ,  糖アルコール ,  イノシトールリン酸
準シソーラス用語： in vitro消化率

分類 (1件)： 穀類とその製品一般  (FJ04010T)

物質索引 (1件)： フィチン酸

タイトルに関連する用語 (6件)： ライムギ ,  コムギ ,  オオムギ ,  消化性 ,  リン ,  分析