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J-GLOBAL ID：201202223958082963   整理番号：12A1312059

固体状第1銅化合物の高効率の抗ウイルス及び抗菌活性

Highly efficient antiviral and antibacterial activities of solid-state cuprous compounds

著者 (4件)： SUNADA Kayano (Res. Inst. of Advanced Sci. and Technol., The Univ. of Tokyo 4-6-1, Komaba, Meguro-Ku, Tokyo 153-8904, JPN) ,  MINOSHIMA Masafumi (Dep. of Applied Chemistry, School of Engineering, The Univ. of Tokyo 7-3-1 Hongo, Bunkyo-Ku, Tokyo 113-8656, JPN) ,  HASHIMOTO Kazuhito (Res. Inst. of Advanced Sci. and Technol., The Univ. of Tokyo 4-6-1, Komaba, Meguro-Ku, Tokyo 153-8904, JPN) ,  HASHIMOTO Kazuhito (Dep. of Applied Chemistry, School of Engineering, The Univ. of Tokyo 7-3-1 Hongo, Bunkyo-Ku, Tokyo 113-8656, JPN)
資料名： Journal of Hazardous Materials  (Journal of Hazardous Materials)
巻： 235-236  ページ： 265-270  発行年： 2012年10月15日 
JST資料番号： B0362A  ISSN： 0304-3894  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 亜酸化銅(Cu₂O),硫化第1銅(Cu₂S),よう化銅(CuI)及び塩化第1銅(CuCl)を含め,いくつかの固体状第1銅化合物が高い効率の抗ウイルス活性を持ち,一方,固体状銀及び第2銅化合物は顕著に低い効果であることを見出した。Cu₂O添着ガラス基質上で,例えば,バクテリオファージの感染活性は30分で5桁減少し,細菌については1hで3桁低下した。対照的に,同じ時間枠で,CuO添着ガラス基質上ではファージと細菌両者の感染活性は顕著に低下しなかった。この阻害活性の起源を決定するため,我々は反応性酸素種(ROS),浸出銅イオン類,及び固体状化合物自体の効果をバクテリオファージに対して研究した。その結果,感染活性は第1銅化合物の固体表面との直接接触に続いて失われ,ROSや銅イオンが原因でないとの結論を得た。さらに,Cu₂OがCuOよりも多くの蛋白質を吸着・変性することが分り,これがCu₂OとCuOの阻害活性の違いであることを示唆した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *抗ウイルス作用 ,  *抗細菌作用 ,  *酸化第一銅 ,  ヨウ化物 ,  銅化合物 ,  酸化第二銅 ,  感染 ,  接触 ,  固体 ,  ヨウ化銅(I)
準シソーラス用語： ヨウ化第一銅 ,  *抗ウイルス活性 ,  *抗菌活性 ,  直接接触 ,  直接接触感染

分類 (2件)： 抗ウイルス薬の基礎研究  (GW17040O) ,  微生物に対する農薬  (FB06040Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： 固体 ,  銅化合物 ,  高効率 ,  ウイルス ,  抗菌活性