抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鳥取砂丘第一砂丘列に飛砂観察ステーションを設置し,春の風や砂移動の特徴と,風速や土壌水分が砂移動に及ぼす影響を調べた。日積算飛砂数は積算風力エネルギーの増加に伴い増加する傾向を示した。しかし,土壌水分は飛砂を抑制する効果を示した。飛砂量は,高度13cmでは96%と最も多く,高度42cmでは3cmと急激に減少した。高度67cm以上では飛砂がほとんど認められなかった。高度別の飛砂の粒径分布によると,最頻粒径は高度が13cmと42cmでは約350μm,67cmと92cmでは約320μmであり,高度が上がるにつれて粒径の小さな粒子がトラップされやすかった。春の飛砂の発生する風向の約60%は南方向であった。春の飛砂の発生は4~10m/秒の南方向からの風速と表層の乾燥度合い(体積含水率が4%以下)によりもたらされることが明らかになった。