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J-GLOBAL ID:201202224222500667   整理番号:12A0105020

ケルセチン投与は,ベンゾ[a]ピレン単独またはβ-カロテンと組み合わせて曝露したスナネズミの肺及びA549細胞における炎症誘発性サイトカインの分泌を抑制する:in vivo及びex vivoでの研究

Quercetin supplementation suppresses the secretion of pro-inflammatory cytokines in the lungs of Mongolian gerbils and in A549 cells exposed to benzo[a]pyrene alone or in combination with β-carotene: in vivo and ex vivo studies
著者 (7件):
資料名:
巻: 23  号:ページ: 179-185  発行年: 2012年02月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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in vitro 実験では,ケルセチンが刺激剤によって誘発したβ-カロテンの影響を調節することを示した。しかしながら,これらの反応がin vivo実験で起こるかは,不明である。よって著者らは,ケルセチン投与がスナネズミの肺におけるベンゾ[a]ピレン(BaP)単独またはβ-カロテンとの組み合わせによる悪影響を抑制するかを調べた。スナネズミは,6か月間ケルセチン(100mg/kg体重,3回/週),β-カロテン(10mg/kg体重,3回/週)及びBap(8mmol,2回/週)単独または組み合わせて胃内投与により与えた。β-カロテン投与は,スナネズミの肺におけるBaPの炎症誘発性作用を高めた。対照的に,ケルセチン投与は,BapまたはBap+β-カロテンに曝露したスナネズミの気管支肺胞洗浄液及び血漿中のTNF-α及びIL-1βのレベルと同様に炎症性細胞の浸入を有意に減少した。ケルセチン投与のこの種の作用は,スナネズミの肺におけるBapまたはBap+β-カロテンにより誘発したホスホ-c-Jun及びホスホ-JNKの発現のダウンレギュレーションを伴った。さらに,ex vivo実験では,著者らは,スナネズミから得たケルセチン-代謝産物の豊富な血漿(QP)はA549細胞においてBapまたはBap+β-カロテンにより誘発された炎症誘発性サイトカイン類の分泌を有意に抑制するJNK阻害剤のようにはたらくことを見出した。QPはまた,A549細胞におけるJNK経路の活性化を抑制した。これらの結果は,in vivo及びex vivoにおけるBapにより誘発したβ-カロテンの炎症誘発性作用を抑制することを示唆する。ケルセチン代謝産物によるJNK経路の調節は少なくとも一部は,in vivoにおけるケルセチンのこの種の作用に関与する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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消炎薬の基礎研究 

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