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J-GLOBAL ID：201202224292428653   整理番号：12A0757265

分極反転構造電気光学変調器を用いた高速信号処理

High-speed signal processing using electro-optic modulators with polarization-revered structures

著者 (4件)： 村田博司 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  郭藍 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  出水達也 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  岡村康行 (大阪大 大学院基礎工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 112  号： 1(MWP2012 1-7)  ページ： 31-35  発行年： 2012年03月30日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： LiNbO₃,LiTaO₃などの強誘電性材料で構成された進行波型電極電気光学位相変調器に,進行波型電極に沿って分極反転構造を適用すると,光変調のインパルス応答は分極反転の形状に対応したものとなる。つまり,分極反転技術を用いることにより,種々のインパルス応答を持つ高速光位相変調器を自在に設計することができる。このユニークな特性を利用することにより,高速電気-光信号変換と同時に信号の時間領域処理が可能であることを指摘する。例えば,通常の電気-光信号を行うと同時に,光ファイバーの波長分散による波形歪を補償するプリイコライジング機能を兼ね備えた100Gbps級高速光変調デバイスを構成することができる。このデバイスは,A/D変換器とデジタル信号処理回路を用いた電子的イコライジング技術の処理限界を打破できる可能性がある。本稿では,分極反転構造光変調器によるイコライジングの原理と,基本応答特性の解析およびファイバー分散補償用デバイスの設計について報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： *分極反転 ,  *光変調素子 ,  *信号処理 ,  信号解析 ,  ニオブ酸リチウム ,  タンタル酸リチウム ,  光変調 ,  インパルス応答 ,  光ファイバ ,  分散【dispersion】 ,  波形歪 ,  等化
準シソーラス用語： LiNbO₃ ,  LiTaO₃ ,  イコライジング ,  *光信号処理 ,  時間領域法 ,  *電気光学変調器 ,  波長分散

分類 (3件)： 光変調器  (BD06020W) ,  光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H) ,  光通信方式・機器  (ND10000B)

引用文献 (10件)：

• KILLEY, R. I. Electronic Dispersion Compensation by Signal Predistortion Using Digital Processing and a Dual-Drive Mach-Zehnder Modulator. IEEE Photon. Tech. Lett. 2005, 17, 714-716
• NUYTS, R. J. Dispersion Equalization of a 10 Gb/s Repeatered Transmission System Using Dispersion Compensating Fibers. IEEE/OSA J. Lightwave Technol. 1997, 15, 31-42
• AYOTTE, S. Multichannel dispersion compensation using a silicon waveguide-based optical phase conjugator. Opt. Lett. 2007, 32, 2393-2395
• 五十嵐浩司. 光有限インパルス応答フィルタを用いた超高速光信号等化技術. 信学技報. 2010, 110, 258, 91-96
• 村田博司. 分極反転電気光学変調器. オプトロニクス. 2011, 30, 351, 112-117

タイトルに関連する用語 (3件)： 分極反転 ,  電気光学変調器 ,  信号処理