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J-GLOBAL ID：201202224446561564   整理番号：12A0109487

廃棄コーンコブからの炭化物の調製とその染料吸着特性

Production and Dye Adsorbability of Charcoal from Waste Corncob

著者 (5件)： ABDUL RAHMAN Mohd Hasnul bin (Univ. of Malaya, KualaLumpur, MYS) ,  SASAKI Akira (Res. Inst. for Environmental Sci. and Public Health of Iwate Prefecture, Iwate) ,  AISAWA Sumio (Iwate Univ., Iwate) ,  HIRAHARA Hidetoshi (Iwate Univ., Iwate) ,  NARITA Eiichi (Iwate Univ., Iwate)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 19  号： 356  ページ： 9-14  発行年： 2012年01月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 環境水の浄化に使用できる経済的で,かつ高吸着性の炭化物を調製するため,廃棄コーンコブ(とうもろこしの実の芯)の炭化について検討した。乾燥コーンコブ試料は,まず物理的に2-5mmの大きさに破砕され,次いで電気炉を用いてチッ素気流中,600~1000°Cで炭化された。その結果,鉄分含有率の高い中国産のコーンコブから調製した炭化物は,コーンコブの主成分のセルロースとヘミセルロースからなる多孔質構造のため,陽イオン性染料(メチレンブルー)と陰イオン性染料(オレンジIIとアシッドブルー90)に対して優れた吸着能を示した。また,この際に含まれている鉄イオンはコーンコブの炭化を促進した。1000°Cで生成したコーンコブ炭化物は,賦活過程なしで961m²・g^-1の高い比表面積をもち,マイクロ孔とメソ孔がよく発達し,分子サイズの大きいアシッドブルー90に対しては市販の活性炭よりも高い吸着を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *炭素材 ,  炭化物 ,  *吸着剤 ,  浄水 ,  廃水処理 ,  多孔質体 ,  *廃棄物処理 ,  穀類副産物 ,  作物残渣 ,  炭化 ,  温度依存性 ,  雰囲気 ,  窒素 ,  細孔構造 ,  染料 ,  比表面積 ,  環境保全 ,  相組成 ,  微細構造 ,  木炭 ,  体積 ,  特性 ,  X線回折 ,  走査電子顕微鏡 ,  X線光電子分光法 ,  スルホン酸 ,  アゾ化合物 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族アミン ,  スルホニウム ,  硫黄複素環化合物 ,  第三アミン
準シソーラス用語： コーンコブ ,  吸着性 ,  細孔容積 ,  微細組織

分類 (1件)： 吸着剤  (YB03000W)

物質索引 (2件)： オレンジII ,  メチレンブルー

引用文献 (18件)：

• AHMAD, A. L. Dyes and Pigments. 2007, 75, 263-273
• ESSA, M. H. Intl. J. Appl. Environ. Sci. 2009, 4, 47-58
• IOANNIDOU, O. Renewable and Sustainable Ener. Rev. 2007, 11, 1966-2005
• LORI, J. A. J. Appl. Sci. 2007, 7, 3249-3255
• MALIK, P. K. Dyes and Pigments. 2003, 56, 239-249

タイトルに関連する用語 (6件)： 廃棄 ,  コーンコブ ,  炭化物 ,  調製 ,  染料 ,  吸着特性