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J-GLOBAL ID:201202224526609851   整理番号:12A1573205

水環境中の強い甘味料のスクラロースの存在,動態と影響

Presence, fate and effects of the intense sweetener sucralose in the aquatic environment
著者 (3件):
資料名:
巻: 438  ページ: 510-516  発行年: 2012年11月01日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Splendaの商品名で販売されているスクラロース(1,6-ジクロロ-1,6-ジデオキシ-b-D-フラクト-フラノシル4-クロロ-4-デオキシ-a-D-ガラクトピラノシド)は,米国と欧州の都市排水と地表水中で検出されてきた。スクラロースの環境中の存在は,非標的種への毒性作用の可能性への関心をもたらした。本レビューは,環境中のその存在,動態,および影響に関する入手可能なデータに基づいて,スクラロースの環境リスクアセスメントを提示する。しょ糖の選択的塩素化によって作られるスクラロースは,ヒトを含む哺乳動物においてごくわずかな代謝しか受けず,環境中で低分解の可能性を示す,安定性の高い化合物である。この強い甘味料は水に高溶解性であり,生物蓄積の可能性が低く土壌と有機物への低収着性を示し,そのため水カラム中に主に存在する。地表水中の測定データに基づいて予測したスクラロースの環境濃度(PEC)は,10μg/Lと判断した。規制の意思決定において使用される標準化された検証済みのプロトコルを使用した水生毒性の研究は,環境中で検出された値よりも>9000倍高い値で,スクラロースが水生生物(植物,藻,甲殻類,および魚など)の存在,成長,および生殖を変更しないことを示す。標準化されていないプロトコルを使用した一部の研究は,水生生物の行動と他の従来にない応答を報告したが,個々と集団に対する悪影響の評価に関するこれらの調査結果の妥当性は,さらなる調査を必要とする。伝統的なリスク評価に関しては,提案した水生生物に対する予測無影響濃度(PNEC)は,アミと100の適用係数を用いた検証された慢性試験からの無影響濃度(NOEC)に基づき,0.93mg/Lと判断した。得られたPEC/PNEC率は1以下(PEC/PNEC=0.08)と判断し,したがって従来の生態リスク評価アプローチを使用した,環境への限定されたリスクを示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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水質汚濁一般  ,  少糖類  ,  調味料,香辛料 
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