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J-GLOBAL ID：201202225141503528   整理番号：12A0778302

プロトン交換膜燃料電池に対しバイポーラ板として使用される高窒素ステンレス鋼上の不動態層の直接観察

Direct observation of the passive layer on high nitrogen stainless steel used as bipolar plates for proton exchange membrane fuel cells

著者 (5件)： KUMAGAI Masanobu (Materials Creation and Reliability, National Inst. for Material Sci., 1-2-1 Sengen, Tsukuba, Ibaraki 305-0047, JPN) ,  KUMAGAI Masanobu (Taiyo Stainless Spring Co., Ltd., 2-8-6 Shakujiicho, Nerimaku, Tokyo 177-0041, JPN) ,  MYUNG Seung-taek (Fac. of Nanotechnology and Advanced Materials Engineering, Sejong Univ., 98 Gunja-dong, Gwangjin-gu, Seoul 143-747, KOR) ,  YASHIRO Hitoshi (Dep. of Chemistry and Bioengineering, Iwate Univ., 4-3-5 Ueda, Morioka, Iwate 020-8551, JPN) ,  KATADA Yasuyuki (Collaboration Planning, National Inst. for Material Sci., 1-2-1 Sengen, Tsukuba, Ibaraki 305-0047, JPN)
資料名： Journal of Power Sources  (Journal of Power Sources)
巻： 210  ページ： 92-95  発行年： 2012年07月15日 
JST資料番号： B0703B  ISSN： 0378-7753  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報告の目的は,収差補正の走査型透過電子顕微鏡-エネルギー分散分光(STEM-EDS)または-エネルギー損失分光(EELS)を用いて,その不動態層,およびNi節減の高窒素ステンレス鋼(HNS)の格子間に取込まれる窒素の濃度挙動を,直接観察することにある。不動態層の厚さは,単セル運転1000時間後,その研磨されたばかりの状態と比較し僅かに変化した。この観察される不動態層は薄く(3nm),STEM-EDSにより確認されるが,主として酸化クロムから成り立っていた。窒素はこの不動態層には存在せず,不動態層と金属バルク間の界面にて濃縮される,ことが確認された。この濃縮領域は,界面からスチール鋼バルクまでの約2nmの範囲である。優れた耐食性によりセル性能を著しく改善するNi節減HNSに対し,これらSTEM-EDSおよびEELSの援助により,この不動態層の性質を理解することができた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *固体高分子形燃料電池 ,  *隔離板 ,  不動態 ,  ステンレス鋼 ,  耐食性金属
準シソーラス用語： プロトン交換膜燃料電池 ,  バイポーラ板

分類 (1件)： 燃料電池  (YB04040V)

タイトルに関連する用語 (5件)： プロトン交換膜燃料電池 ,  バイポーラ板 ,  窒素 ,  ステンレス鋼 ,  不動態