抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
藤本ら(2010)の先行研究において,輻輳海域の小型船舶と大型船舶の海難事故が多く発生していることが分かっている。さらに,小型船舶が保持船だった場合において協力動作がとられていないことを指摘している。本論では,小型船舶操縦者に対してアンケートを実施し,小型船舶の種類の別,航法の法理解の程度,操船行動の協力動作の遂行意志に関して傾向を把握した。その調査結果をもとに,小型船舶操縦者の交通法規の法理解と行動,さらに小型船舶特別航法規定の必要性について検討した。全体の結果をまとめて考察すると,今回の調査では,先行研究で述べられていた協力動作をしようとする意志があることが分かった。大型船舶と小型船舶の避航距離の認識違いが大型船舶操縦者にとっては不安要素になっていると推察される。