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J-GLOBAL ID：201202227077901274   整理番号：12A1729299

森林斜面における立木の崩壊土砂への影響

Influence of standing trees for failed sediment on forest slope

著者 (4件)： 林拙郎 (静岡大) ,  内田芳貴 (岡崎商工会議所) ,  櫻本智美 (国土交通省 関東地方整備局) ,  沼本晋也 (三重大)
資料名： 砂防学会誌  (新砂防)
巻： 65  号： 4  ページ： 24-31  発行年： 2012年11月15日 
JST資料番号： G0196A  ISSN： 0286-8385  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 森林山地である三重県宮川調査区域と福井県美山調査区域で豪雨による崩壊が発生した。本研究では,人家に近い里山周辺での災害の減少(減災)や,特に家屋・人命等の軽減を目的として,樹林立木の背後に崩壊土砂が堆積するケースと転倒流下するケースに着目し,樹林の成長発達による崩壊発生への影響として崩壊面積率と齢級の関係を検討した。一方,崩壊土砂の樹林内の立木周辺への堆積については,崩壊規模の小さい小崩壊がほとんどであった。間伐等の手入れが必要条件であるが,小崩壊に対しては期待が持てる条件が整いつつある。

シソーラス用語： 森林 ,  *斜面 ,  樹木 ,  地域 ,  *土砂災害 ,  三重県 ,  福井県 ,  *豪雨 ,  *地滑り ,  測樹 ,  胸高直径 ,  比率
準シソーラス用語： *山地斜面 ,  *森林斜面 ,  面積率 ,  里山

分類 (3件)： 自然災害  (RA02030M) ,  一般,砂防工学  (RC12010B) ,  測樹学  (FF01040T)

引用文献 (13件)：

• 林拙郎. 根株の強度と樹木の安定性, 耐風特性を考慮した斜面上緑化樹木の安定性に関する研究. 1998, 35-47
• 林拙郎. 2004年9月29日, 台風21号に伴って発生した三重県宮川村の土砂災害 (速報). 砂防学会誌. 2004, 57, 4, 48-55
• 林拙郎. 森林域における崩壊の発生状況と防災のあり方-三重県宮川村災害を例として-. 日本林学会中部支部大会, 2005. 2005, 54, 199-202
• 林拙郎. 三重県で発生した土砂災害-T0421号による宮川村の土砂災害とその発生状況について-, 豪雨による土砂災害とその対策. 第37回 (社) 砂防学会シンポジュウム講演集, 2005. 2005, 41-60
• 小藤隆一. 平成16年7月福井豪雨災害における山腹崩壊とその対策の方向について. 砂防学会誌. 2006, 59, 1, 49-55

タイトルに関連する用語 (3件)： 森林斜面 ,  立木 ,  崩壊土砂