抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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モールス符号を発明したモースは,「一企業にこの発明を任せたら,その企業は,電信を独占し,ほかの数千の企業を倒産させることになるだろう」と予言した。電信が巨大組織を生んだのに対して,20世紀最後の10年間から爆発的に成長したインターネットは,電信とは逆に多数の事業者が競争する市場が依然維持され,全国的な大規模企業組織の形成よりも,個人や小組織のエンパワメントに役立っているように見える。これは,インターネット接続を提供する企業の方が,電信・電話会社と比較して設備投資などの固定費が少ないうえ,急激に需要が増加するとともに,技術革新のスピードも速く,技術の陳腐化と低価格化が急速に進むという供給・市場・技術の複合的な理由によって,自然独占が生じにくいことなどを解説した。