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J-GLOBAL ID:201202227569326291   整理番号:12A0782975

正孔ドープ鉄ニクタイド超伝導体Ba1-xKxFe2As2の潜在的反強磁性揺らぎの75As核磁気共鳴測定による研究

Potential Antiferromagnetic Fluctuations in Hole-Doped Iron-Pnictide Superconductor Ba1-xKxFe2As2 Studied by 75As Nuclear Magnetic Resonance Measurement
著者 (21件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 054704.1-054704.10  発行年: 2012年05月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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単結晶Ba<sub>1-x</sub>K<sub>x</sub>Fe<sub>2</sub>As<sub>2</sub>(x=0.27~1)の<sup>75</sup>As-NMRと核四重極共鳴(NQR)測定を行った。<sup>75</sup>As-NQR周波数(ν<sub>Q</sub>)はxの増加と共に線形に増加した。常伝導状態におけるKnightシフトKはPauli常磁性挙動を示し,温度Tに弱く依存した。xの増加と共にKは徐々に増加した。対照的に,常伝導状態における核スピン-格子緩和速度1/T<sub>1</sub>はTに強く依存し,全てのxに対して大きな反強磁性スピン揺らぎの存在を示唆した。1/T<sub>1</sub>のT依存性は0.6<x<0.9に対して約100K以下でギャップ状挙動を示した。この挙動は正孔Fermi面の膨張に伴うバンド構造の変化及びx増加に伴うBrillouin帯における電子Fermi面の収縮と消滅により良く説明できた。1/T<sub>1c</sub>に対する1/T<sub>1ab</sub>の比で表される1/T<sub>1</sub>の異方性は全てのxに対して常に>1で,ストライプ型反強磁性揺らぎがこの系で優勢であることを示唆した。超伝導状態におけるKは低下し,これはスピン一重項超伝導の出現に対応した。超伝導状態における1/T<sub>1</sub>の温度依存性は多重超伝導ギャップの特徴を示した。単純な二ギャップ模型解析は,xを0.27から1へ増加させると大きな超伝導ギャップが徐々に減少し,小さなギャップは急速に減少しBrillouin帯における電子ポケットが消滅するx>0.6に対してほぼ消失することを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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金属系超伝導体の物性 

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