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J-GLOBAL ID:201202227658281803   整理番号:12A1711620

システイン修飾電極を用いた銅イオンの感度の良い定量に基づくTrametes versicolorラッカーゼ活性部位の立体配座柔軟性を調べるための電気化学的方法

An Electrochemical Method for Investigation of Conformational Flexibility of Active Sites of Trametes versicolor Laccase Based on Sensitive Determination of Copper Ion with Cysteine-Modified Electrodes
著者 (5件):
資料名:
巻: 84  号: 21  ページ: 9416-9421  発行年: 2012年11月06日 
JST資料番号: A0395A  ISSN: 0003-2700  CODEN: ANCHAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Trametes versicolor(TV)ラッカーゼ活性部位の配座柔軟性を調べるための電気化学アプローチを示した。多重銅活性部位がTVラッカーゼ活性に関与することが明らかにされており,その評価にはシステイン修飾金電極を用いてTVラッカーゼの活性部位から分離された銅イオンを電気化学的に定量する方法が用いられているが,多重銅の活性部位がTVラッカーゼのポリペプチド中に埋もれているため,システイン修飾金電極でさえ電気化学的に検出することができない。このため,本研究ではグアニジン塩酸塩によって誘起されたTVラッカーゼの非折畳みに基づいて銅イオンをペプチド鎖から解離させ,システイン修飾金電極で電気化学的に還元して検出する方法を開発し,これによってTVラッカーゼの多重銅活性部位の立体配座的柔軟性を調べた。その結果,TVラッカーゼ中の多重銅活性部位の立体配座及び酵素活性が低濃度グアニジン塩酸塩変性剤の存在によって変化し,その濃度はTVラッカーゼ分子の構造変化を誘起させるのに必要な濃度よりも低いことが分かった。この観察結果は,比較的弱い相互作用によって多重銅の活性部位が形成され,したがって無傷酵素よりも立体配座的に柔軟なことを示唆するものであった。ここに示した電気化学的方法は技術的に簡便であり,種々の変性剤によって誘起された多重銅酸化酵素の立体配座変化を熱力学的及び動力学的に調べることができるものと考察した。
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分類 (3件):
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酵素一般  ,  無機化合物一般及び元素  ,  電気分析一般 
物質索引 (1件):
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