文献
J-GLOBAL ID:201202227800164887   整理番号:12A0230436

ドイツ,オーストリア,スイスからの精密濾過と殺菌が行われたシェルフライフ延長(ESL)ミルクの微生物多様性,品質,シェルフライフ

Microbial biodiversity, quality and shelf life of microfiltered and pasteurized extended shelf life (ESL) milk from Germany, Austria and Switzerland
著者 (5件):
資料名:
巻: 154  号: 1-2  ページ: 1-9  発行年: 2012年03月01日 
JST資料番号: A0434C  ISSN: 0168-1605  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
精密濾過後に殺菌されたESLミルクのSLを制限する要因の情報は非常に少ない。本報では,細菌数,微生物多様性,酵素的性質の変化を評価するため工程中の3段階および4,8,10°Cの貯蔵での,ESLミルクの3バッチについて分析した。更にドイツ,オーストリア,スイスの5製造者によって調製された250の市販ESLミルクのSL最終段階での多様性を分析した。精密濾過は微生物負荷を5-6log<sub>10</sub>単位で,1CFU/mL以下に低下させることが観察された。しかし,SL最終段階での菌数は非常に変動的で,<1から8log<sub>10</sub> CFU/mLであった。全試料の8%で,6log<sub>10</sub> CFU/mL以上の高い菌数を示す腐敗が見られた。主な腐敗菌は,グラム陰性菌(Acinetobacter,Chryseobacterium,Psychrobacter,Sphingomonas)で,芽胞菌はPaenibacillus,Bacillus cereus,一方他の芽胞菌とMicrobacterium spp.は腐敗レベルに達しなかった。Paenibacillus spp.とB.cereusは明らかに酵素的腐敗に影響し,これは遊離脂肪酸産生の増加,pH4.6可溶性ペプチド分画,オフフレーバによって示された。菌数6log<sub>10</sub>CFU/mL以下でも酵素的腐敗が観察された。単離した13のB.cereusを毒性プロファイルと低温耐性によってキャラクタリゼイションした。10,13,4の単離体で各Hbl,nhe,cytK毒性遺伝子が検出されるがces遺伝子は全く見られなかった。13の単離体のうち3つのみが低温耐性遺伝子型であり,これは主要寒冷ショックcspA遺伝子の特徴によって示された。同生産バッチの包装においても,SL最終段階で,微生物負荷と多様性で大きな矛盾が観察された。個々のパッケージにおける初期菌種分布の確率的変動を生むESL処理後の低い細胞計測によることが示唆された。これが,冷蔵中に異なる微生物個体群発達原因となり,B.cereusやAcinetobacterなど病原性種数の突発的な発達にもなる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
食品の汚染  ,  乳製品  ,  微生物検査法 

前のページに戻る