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J-GLOBAL ID：201202228253784774   整理番号：12A0142494

好気性消化法を適用した小容量型浄化槽の処理性能

Wastewater treatment performance of a household johkasou with an aerobic digestion unit

著者 (3件)： 市成剛 (フジクリーン工業 水環境研) ,  山下宏 (ハウステック) ,  木曽祥秋 (豊橋技科大)
資料名： 浄化槽研究  (Journal of Domestic Wastewater Treatment Research)
巻： 24  号： 1  ページ： 11P  発行年： 2012年01月10日 
JST資料番号： L7106A  ISSN： 0919-6501  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 浄化槽は水環境保全の観点から下水道と並立する恒久的な生活排水処理施設として位置付けられているが,既設みなし浄化槽(単独処理浄化槽)の浄化槽(合併処理浄化槽)への転換や浄化槽の普及による浄化槽汚泥の増加などいくつかの問題が指摘されている。本研究では,これらの課題を解決するため,好気性消化法を適用した小容量型浄化槽を開発することを目標とした。そこで既存浄化槽に比べ有効容量が約30%小さく,設置面積がみなし浄化槽と同程度の試験槽3基を戸建て住宅に設置して,2~3年にわたり実排水の処理性能について調査した。試験槽の処理水BODは20mg/L未満,平均T-Nは9.2~14.7mg/Lであり,浄化槽の水質基準を十分に満足した。また各施設の汚泥発生量の平均値は2.9kg-SS/(人・年)であり,既存浄化槽に比べ約25%削減されることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： 廃水処理 ,  *家庭汚水 ,  *屎尿浄化槽 ,  好気性処理 ,  廃水処理施設 ,  スラッジ廃棄物 ,  廃棄物減量化 ,  *小型化 ,  性能 ,  実証実験 ,  独立住宅 ,  水質基準 ,  BOD【水質】 ,  窒素 ,  汚泥廃棄物 ,  活性汚泥法 ,  余剰汚泥 ,  全窒素 ,  *廃棄物 ,  *液状廃棄物 ,  操作 ,  減容 ,  *改変 ,  指数
準シソーラス用語： 活性スラッジ法 ,  余剰スラッジ ,  合併処理浄化槽 ,  処理性能

分類 (1件)： 下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H)

引用文献 (7件)：

• 1) 環境省・浄化槽推進室調べ「平成22年度浄化槽行政組織等調査結果」
• 2) W.H. Wang, Y.-J. Jun Jung, Y. Kiso, T. Yamada, K.- S. Min ; Excess sludge reduction performance of an aerobic SBR process equipped with a submerged mesh filter unit, Process Biochemistry, 41(4),745-751(2006)
• 3) 神本祐樹,大地佐智子,木曽祥秋,小口達夫,山本康次;膜分離活性汚泥法による余剰汚泥の好気性消化特性,用水と廃水,50(9),751-757(2008)
• 4) 市成剛,木曽祥秋,高橋宏司,長谷川宏治,手塚圭治;好気性消化による浄化槽汚泥の減量化に関する基礎的研究,廃棄物学会誌,18(2),118-125(2007)
• 5) 市成剛,大坪朗生,小澤哲徳,長谷川宏治,手塚圭治,小口達夫,木曽祥秋;浄化槽生汚泥の好気性消化と生物学的窒素除去特性,日本水処理生物学会誌,44(1),1-9(2008)

タイトルに関連する用語 (3件)： 好気性消化 ,  浄化槽 ,  処理性能