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J-GLOBAL ID：201202228906114168   整理番号：12A0044056

レプチンは栄養の報酬価値を調節する

Leptin regulates the reward value of nutrient

著者 (9件)： DOMINGOS Ana I (Rockefeller Univ., New York, USA) ,  VAYNSHTEYN Jake (Rockefeller Univ., New York, USA) ,  VOSS Henning U (Weill Cornell Medical Coll., New York, USA) ,  REN Xueying (Yale Univ., Connecticut, USA) ,  GRADINARU Viviana (Stanford Univ., California, USA) ,  ZANG Feng (Stanford Univ., California, USA) ,  DEISSEROTH Karl (Stanford Univ., California, USA) ,  DE ARAUJO Ivan E (Yale Univ., Connecticut, USA) ,  FRIEDMAN Jeffrey (Rockefeller Univ., New York, USA)
資料名： Nature Neuroscience  (Nature Neuroscience)
巻： 14  号： 12  ページ： 1562-1568  発行年： 2011年12月 
JST資料番号： W1370A  ISSN： 1097-6256  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 栄養の報酬価値を定量化するためのアッセイを開発し,それを用いてマウスで代謝状態とレプチンの効果を分析した。マウスはドーパミン(DA)作動性ニューロンを光照射で活性化できるように遺伝子改変し,水と甘味料を選択できるようにし,光照射を組み合わせ選択性の変化を調べることにより,甘味料の報酬価値を測定できた。測定の結果,マウスは栄養にならない人工甘味料スクラロースよりもDAの報酬価値を選択したが,DAよりもスクロースを選択した。スクラロースと光照射を組み合わせるとスクロース単独よりも報酬価値が高くなったが,食餌制限でこの価値が逆転しスクロースを選択した。しかし,このときレプチンを用いるとスクロースを選択しなくなった。したがって,栄養になるスクロースは甘味と独立に報酬を与えるが,その効果をレプチンが抑制することが示された。

シソーラス用語： *レプチン ,  *効果 ,  マウス ,  ニューロン ,  *甘味料 ,  人工甘味料 ,  イオンチャンネル ,  ロドプシン ,  中脳蓋 ,  栄養状態 ,  ハロゲノ糖 ,  フルクトシド ,  ガラクトシド ,  二糖類 ,  ピラノシド ,  フラノシド ,  グルコシド ,  フルクトオリゴ糖 ,  カテコールアミン ,  第一アミン
準シソーラス用語： チャネルロドプシン2 ,  ドーパミン作動性ニューロン ,  腹側被蓋野 ,  *報酬効果

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  その他の感覚  (EJ13040X)

物質索引 (3件)： スクラロース ,  スクロース ,  ドーパミン

タイトルに関連する用語 (5件)： レプチン ,  栄養 ,  報酬 ,  価値 ,  調節