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J-GLOBAL ID：201202229292768472   整理番号：12A1503009

DNAナノ構造上の単一T7 RNAポリメラーゼの移動と転写の直接可視化

Direct Visualization of the Movement of a Single T7 RNA Polymerase and Transcription on a DNA Nanostructure

著者 (9件)： ENDO Masayuki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  ENDO Masayuki (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  TATSUMI Koichi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TERUSHIMA Kosuke (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KATSUDA Yousuke (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  HIDAKA Kumi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  HARADA Yoshie (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SUGIYAMA Hiroshi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SUGIYAMA Hiroshi (JST-CREST, Tokyo, JPN)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 51  号： 35  ページ： 8778-8782  発行年： 2012年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： DNA折り紙法により作製したナノサイズの観察プラットホーム(PH)上での単一T7RNAポリメラーゼ(RNAP)分子の移動と転写過程をAFM単一分子観察系を用いて可視化することに成功した。雲母担体上に作製した1150bp×6二本鎖DNAから成る方形DNA折り紙足場(6ターン当たり63bp)を観察PHとして用いた。T7プロモーター領域とPHに固定するための二つの一本鎖DNAリンカーを含む鋳型二本鎖DNA(dsDNA)を,PH上に適当な距離(約300nm)離して設定した2部位を通してPHに結合させた。担体上のDNA足場の固定と鋳型dsDNAの二点結合,さらにRNAPの鋳型dsDNAへの結合と鋳型dsDNA鎖に沿っての両方向への移動を高速AFM観察により確証した。RNA転写過程をAFM可視化するために,ビオチン化UTPを用いてRNA転写産物のストレプトアビジン標識を行った。高速AFMにより,RNAPの鋳型dsDNAへの結合と滑走,プロモーター領域への結合,RNA合成とその後の鋳型dsDNAからの解離をin vitro可視観察することができた。

シソーラス用語： *RNAポリメラーゼ ,  *転写【遺伝】 ,  可視化 ,  酵素反応 ,  RNA合成 ,  計測 ,  *顕微鏡観察 ,  DNA【核酸】
準シソーラス用語： *T7 RNAポリメラーゼ ,  一分子計測 ,  *原子間力顕微鏡観察 ,  二本鎖DNA

分類 (3件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  遺伝子発現  (EC02040Q) ,  生体の顕微鏡観察法  (EA03050C)

タイトルに関連する用語 (5件)： DNA ,  ナノ構造 ,  RNAポリメラーゼ ,  転写 ,  可視化