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J-GLOBAL ID：201202231136237593   整理番号：12A0542352

【注目の新素材】グラフェンのポテンシャルと応用可能性

著者 (1件)： 森山悟士 (物質・材料研究機構)
資料名： 技術情報協会研究開発リーダー  (月刊技術情報協会研究開発リーダー)
号： 68  ページ： 20-22  発行年： 2011年11月20日 
JST資料番号： L5967A  ISSN： 1349-1393  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： グラフェンのバンド構造に起因する両極性伝導と,室温で従来の半導体デバイスに匹敵する移動度,そして,有効質量ゼロのディラックフェルミオンにおける特異な量子ホール効果等の現象が示され,物性物理学の分野において大きく注目されることになった。グラフェンの持つ高いキャリア移動度と電気伝導性,そして高い光透過率に着目し,トランジスタ素子の電子材料や,酸化インジウムスズ(ITO)に代わる透明導電膜材料としての応用が期待されている。太陽電池やタッチパッド用の透明電極,帯電防止膜など,大面積,任意基板上でのグラフェンの生成が可能になれな一気に実現が期待できる。

シソーラス用語： *グラファイト ,  単一層 ,  *ナノ構造 ,  *キャリア移動度 ,  *量子Hall効果 ,  導電性 ,  透過率 ,  *透明導電膜
準シソーラス用語： 光透過率

分類 (2件)： 各種鉱物一般  (DE08020P) ,  固体デバイス材料  (NC03020K)

引用文献 (15件)：

• 1) 一般的な解説として,A.K.GeimandA,H.MacDonald:"Graphene:Exploring carbon flatland",PhysicsToday60,35-41(2007).(家泰弘訳:パリティ2008年6月号,,p.4,)
• 2) 専門的な解説として,斉木幸一郎,徳本洋志儖修:"グラフェンの機能と応用展望",シーエムシー出版,(2009)
• 3) K. S. Novoselov et a1., Science 306, 666-669 (2004)
• 4) K. S. Novoselov et a1., Nature 438, i 97-200 (2005)
• 5) Y. B. Zhang et a1., Nature 438, 201-204 (2005)

タイトルに関連する用語 (6件)： 注目 ,  新素材 ,  グラフェン ,  ポテンシャル ,  応用 ,  可能性