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J-GLOBAL ID:201202231863980690   整理番号:12A0574132

Dynamic DEAを用いた製紙業における工場別効率性の動学的評価

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巻: 63  号:ページ: 1049-1067  発行年: 2012年03月15日 
JST資料番号: G0419A  ISSN: 0387-2858  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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日本の製紙業界は1990年代に大型合併を繰返し,主製品となる洋紙と板紙の市場構造が寡占化したダイナミックな市場である。市場構造の変化に着目し,合併が企業別の生産性・効率性に与えた効果について,いくつかの理論的・実証的研究が重ねられた。しかし,従来のDEA(包絡線分析法)による計測は,各期の効率性を相対的に評価するもので,長期にわたる動態的な効率性の変化を考慮していない。Tone and Tsutsumi(2010)で提示された資本設備の長期的な最適計画の概念を含むDynamic DEAモデルにより,企業/工場レベルの効率性分析を試みた。企業レベルの計測では,合併の時期ごとに分割して考察したが,十條/山陽国策=日本製紙の合併が効率性を大きく向上させ,大王製紙や北越製紙の効率性が高いという過去の研究結果と同様の結果を得た。また,工場レベルのデータにより分析期間を長期化し,設備投資における動学的意思決定を反映させた。工場レベルの計測では,北越製紙の新潟工場,東海パルプの島田工場など,大規模で多角化度の高い工場が上位にランキングされた。加えて,企業レベルの合併効率に工場レベルの効率性が大きく関わることを確認した。計測された効率指標を工場ごとの総生産額と多角化指標に回帰した結果,生産規模の拡大に伴う効率性指標の向上が統計的に強く支持され,多角化による相対的な効率性の向上が検証された。
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