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J-GLOBAL ID：201202232577907108   整理番号：12A0394026

典型的イオン液体の大規模ab initio計算

Large-scale ab initio calculations of archetypical ionic liquids

著者 (3件)： IZGORODINA Ekaterina I. (Monash Univ., VIC, AUS) ,  RIGBY Jason (Monash Univ., VIC, AUS) ,  MACFARLANE Douglas R. (Monash Univ., VIC, AUS)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 48  号： 10  ページ： 1493-1495  発行年： 2012年02月01日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イオン液体クラスタのシミュレーションにフラグメント分子軌道(FMO)法を適用した。対象としたイオン液体は[NMe₄][BF₄]及び[C_nmim][BF₄](C_nmim=1-アルキル-3-メチルイミダゾリウムテトラフルオロボラート;アルキル=CH₃(n=1),C₃H₇(n=3),C₄H₉(n=4))である。クラスタを構成するイオンペアとして1,2,4及び8対からなるものを扱った。フラグメントの電子相関計算にはMP2を用いた。三体相互作用まで考慮したFMO-MP2法を用いた場合,計算時間の効率化とシミュレーション精度に優れた結果が得られた。Coulomb力の高精度予測には多体効果を含める必要があること,また,イオン液体の物性予測には電子相関の正確な記述が必要であることが明らかになった。

シソーラス用語： *イオン液体 ,  *ab initio法 ,  分子軌道法 ,  電子相関 ,  MP2法 ,  フルオロホウ酸塩 ,  脂肪族アミン ,  第四アンモニウム
準シソーラス用語： フラグメント分子軌道法

分類 (2件)： 融解塩  (CB05050R) ,  脂肪族アミン・イミン・第四アンモニウム・インモニウム  (CF03070L)

物質索引 (1件)： テトラメチルアンモニウム

タイトルに関連する用語 (3件)： イオン液体 ,  大規模 ,  計算