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J-GLOBAL ID:201202232907176660   整理番号:12A1749552

ため池におけるTOCとCODの関係

著者 (5件):
資料名:
巻: 54  号: 12  ページ: 927-932  発行年: 2012年12月01日 
JST資料番号: G0195A  ISSN: 0513-5907  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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各種の基準項目として取り入れられているCODは重要な水質指標だが,いくつか問題もあり,水中有機物の濃度を,より適確に反映できるとされるTOCへの移行も検討されている。CODによるデータの蓄積を生かすため,TOCからCODへの変換式が重要だと思われる。そのさい,水域ごとに慎重に変換式を求めることが重要と考えている。これまで,工場排水等にはその変換式の検討例があるが,ため池等ではみられない。一方,都市域での水辺環境の復活・維持が求められており,ため池での水質に関する検討は重要なものだと思われる。そこで,本学近くの旗立緑地のため池と流入水(起源は渓流水)の調査を,約半年間行なった。有機物汚濁は,機器分析によりCODとTOCを計測した。ため池の水質レベルは,CODがつねに5.0mg/lを超えるレベルであった。流入水,ため池のCODとTOCの回帰分析を行なうと,切片を0とした回帰式の傾きはほぼ2だった。公表されている大倉ダム(起源は同じく渓流水)のデータでも,類似した回帰式が得られた。いずれも,まずまずの相関係数を示した。さらに,今井の渓流水の報告とも一致する。今回示したものは,たくさんの起源をもつ環境水のうちの1つについてのみの検討に過ぎないし,また,高度な分析・解析ではないが,同様の検討をいろんな起源の水に対して積み上げていくことが,行政施策に寄与すると考える。最後に理論的な考察を行ない,今回の結果を検討した。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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水質汚濁一般  ,  水質調査測定一般 
引用文献 (24件):
  • 1) 原田茂樹,三舩康道:第7章 水と緑(オープンスペース)のまちづくり,「まちづくりキーワード事典第三版」(三舩康道,まちづくりコラボレーション),p.195~214,学芸出版社,京都(2009).
  • 2) 内閣府大臣官房政府広報室:自然の保護と利用に関する世論調査(http://www8.cao.go.jp/survey/h18/h18-sizen/)(2006).
  • 3) 厚生労働省:有機物の指標について(TOCの基準値案について),第7回厚生科学審議会生活環境水道部会水質管理専門委員会資料(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/02/s0217-5d.html) (2003).
  • 4) 原田茂樹,我妻理紗:水辺の管理のために必要な水質項目に関する解説 特にTOCとCODの最新の計測法について,環境の管理(印刷中).
  • 5) たとえば,香川県:小規模特定事業場・未規制事業場排水の規制について(http://www.pref.kagawa.lg.jp/kankyo/council/shingikai/28/28-siryo.pdf).
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