抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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空調部門でも,井水を軟化処理したり,補給水に純水を使用することが多くなっている。水道水や海水による炭素鋼や銅管の腐食の調査報告は多いが,空調での使用で,軟化処理水や純水,海水での腐食の速度についての報告は,Parris等のものしか見当たらない。炭素鋼と亜鉛に着目して,軟化処理水と純水環境中での浸漬試験による腐食挙動について調べた。試験片は,炭素鋼はSS41を,亜鉛99%純度の亜鉛板を使用し,試験溶液は30°C,大気解放,分析はJIS K0101に従って行った。結果として「炭素鋼(SS41)の腐食速度は,軟化処理水,模擬海水,水道水,純水の順に大きな値を示し,亜鉛では,模擬海水,純水,軟化処理水,水道水の順で大きかったこと,純水中における炭素鋼の腐食反応は水道水よりも抑制され,溶液中の炭酸水素イオンと金属表面の反応が影響したと考えられたこと」等を示した。