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J-GLOBAL ID：201202234062410092   整理番号：12A1520445

「あかり」がとらえた遠赤外線宇宙背景放射

The Cosmic Far-Infrared Background detected by AKARI

著者 (1件)： 松浦周二 (宇宙航空研究開発機構 宇宙科研)
資料名： 天文月報  (Astronomical Herald)
巻： 105  号： 11  ページ： 686-694  発行年： 2012年10月20日 
JST資料番号： F0543A  ISSN： 0374-2466  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 赤外線で極めて大きな光度をもつ銀河「赤外線銀河」の正体は,ガスやダストに埋もれた爆発的星生成銀河や活動的銀河核である。赤外線銀河は,近傍宇宙では希な存在であるが,星生成が活発な高赤方偏移の宇宙ではありふれた存在だと考えられている。われわれは,赤外線天文衛星「あかり」によるディープサーベイにより,赤外線銀河を大量検出しただけでなく,遠方の赤外線銀河の群れを宇宙赤外線背景放射としてとらえた。その結果,赤外線で見た大規模構造について新たな知見が得られるとともに,遠方の赤外線銀河だけでは説明がつかない謎の背景放射成分が見つかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 天文衛星 ,  遠赤外線 ,  *宇宙背景放射 ,  中心核 ,  星の形成 ,  赤方偏移 ,  ゆらぎ ,  銀河団
準シソーラス用語： あかり赤外線天文衛星 ,  *赤外線銀河 ,  活動銀河核 ,  ディープサーベイ ,  *宇宙赤外線背景放射 ,  宇宙大規模構造

分類 (1件)： 星雲  (DB06000W)

引用文献 (20件)：

• MATSUURA, S. ApJ. 2011, 737, 2
• ELBAZ, D. A&A. 2007, 468, 33
• CHAPMAN, S. C. ApJ. 2005, 622, 772
• KELSALL, T. ApJ. 1998, 508, 44
• SCHLEGEL, D. J. ApJ. 1998, 500, 525

タイトルに関連する用語 (3件)： あかり ,  遠赤外線 ,  宇宙背景放射