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J-GLOBAL ID：201202234383036613   整理番号：12A0611210

鉄道固有技術 車輪の損傷メカニズムに迫る

著者 (1件)： 半田和行 (鉄道総合技術研)
資料名： RRR  (RRR)
巻： 69  号： 4  ページ： 8-11  発行年： 2012年04月01日 
JST資料番号： F0333B  ISSN： 0913-7009  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 車両の適切な管理の前提となる使用中の損傷と磨耗について,最近の研究例を含めて紹介した。正常な使用状態において車輪管理上最も大きな問題となるのは車輪踏面の熱き裂である。踏面熱き裂以外の代表的な踏面損傷として固着滑走時に発生するフラットがある。車輪の損傷については制輪子,車輪,レール多重系境界問題として,各々の相互作用を整理すること,および熱影響による使用中の金属組織や表面物性の変化を把握することが必要である。車輪の磨耗は,車輪踏面形状の変化であり,主にフランジ部と踏面で生じるもので,前者を直摩,後者を凹摩と称する。直摩に対しては車輪フランジと外軌レール間を適切に潤滑すること,および操舵機構や軸箱支持剛性の最適化である。凹摩については,今後の進展条件の解明が必要である。

シソーラス用語： *鉄道車両 ,  *車輪 ,  踏面 ,  *損傷 ,  亀裂 ,  保守管理 ,  摩耗
準シソーラス用語： 熱亀裂

分類 (1件)： 鉄道車両修理  (QH02020V)

タイトルに関連する用語 (4件)： 鉄道 ,  固有 ,  車輪 ,  損傷メカニズム