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J-GLOBAL ID：201202234647056693   整理番号：12A0429515

代謝実験棟におけるガス流路制御ユニットおよびデーター収集ユニットの設計

著者 (4件)： 鈴木知之 (農水省) ,  神谷裕子 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  神谷充 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  田中正仁 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ)
資料名： 九州沖縄農業研究センター報告  (Bulletin of the NARO Kyushu Okinawa Agricultural Research Center)
号： 57  ページ： 1-20  発行年： 2012年02月21日 
JST資料番号： Z0067A  ISSN： 1346-9177  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 九州沖縄農業研究センターの代謝実験棟には,大型家畜用の開放型呼吸試験チャンバー,ガス分析装置およびデータ収集ユニットからなる代謝実験設備が設置されており,同時に4頭のガス代謝量を測定することができる。本システムを用いて,暑熱環境下のウシのエネルギー代謝量や暖地産飼料の栄養価に関するデータを収集してきた。ここでは,代謝実験システムのうち,ガス分析装置に付随するサンプルガス流路制御ユニットおよびデータ収集ユニットのハードウェアを汎用品で更新し,マイクロソフトビジュアルベイシック2008を用いてプログラムの作成を行うとともに,急速応答法による単位時間当たりガス代謝量の測定を可能にした。更新したシステムで二酸化炭素回収試験を行った結果,4基の大型家畜用チャンバーにおける回収率は97.5~101.3%の間にあり,平均回収率は98.8%であった。ホイルスタイン種泌乳牛4頭を用いた呼吸試験を行ったところ,急速応答法による1分毎のガス代謝演算結果は,乳牛の咀嚼活動や姿勢の変化に鋭敏に対応しており,1日のガス代謝量は飼料摂取量および乳生産量と対応していた。これらの結果から,更新したシステムは,高精度の呼吸試験の実施が可能であり,急速応答法を用いた演算によりエネルギー代謝研究の精密化に対応した試験の実施が可能である。

シソーラス用語： *ウシ ,  エネルギー代謝 ,  容量 ,  代謝経路 ,  酸素 ,  二酸化炭素 ,  メタンガス ,  実験装置 ,  飼料作物 ,  栄養価 ,  データ収集システム ,  ガス分析計
準シソーラス用語： ガス分析装置 ,  呼吸量

分類 (1件)： 飼育管理機械・施設  (FB03050G)

タイトルに関連する用語 (6件)： 代謝 ,  実験 ,  ガス流路 ,  制御ユニット ,  データー収集 ,  設計