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J-GLOBAL ID：201202235656521095   整理番号：12A0916936

金属錯体が配位子となり超分子化する:メタロリガンド

著者 (1件)： 久保埜公二 (大阪教大 教育)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 60  号： 6  ページ： 258-259  発行年： 2012年06月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水素結合や配位結合などで複数の分子が相互作用して組織化・集合化し,超分子を形成する。複数の金属錯体が集合化した超分子金属錯体は単核錯体では発現できない機能を有する。「余分」な配位部位を有する金属錯体はその部位に他の金属イオンを配位することができ,これを「配位子」として超分子化できる。また,配位原子が酸素原子であれば配位結合に使われていないlone pairを利用して錯体を超分子化できる。このように配位子にもなりうる金属錯体は「メタロリガンド」と呼ばれる。ピペラジンの椅子形及び舟形立体配座を利用した超分子,超分子が二量化した二核銅錯体,酢酸イオンを架橋配位子とした三核錯体,及び水素結合を含んだ擬クラウン構造の超分子例を挙げた。

シソーラス用語： *配位子 ,  *金属錯体 ,  *超分子 ,  分子集合体 ,  組織化 ,  水素結合 ,  配位結合 ,  孤立電子対 ,  窒素複素環化合物 ,  立体配座 ,  多核錯体 ,  橋架け錯体 ,  *銅錯体 ,  機能材料
準シソーラス用語： ピペラジン誘導体 ,  *メタロリガンド ,  金属配位子 ,  非共有電子対

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y)

物質索引 (2件)： 酢酸イオン ,  2,2′-(1,4-ピペラジンジイルビスメチレン)ビス(4-クロロフェノール)

タイトルに関連する用語 (3件)： 金属錯体 ,  配位子 ,  超分子