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J-GLOBAL ID：201202235713506111   整理番号：12A1515792

太平洋で発見されたレアアース泥の特長と開発可能性

著者 (1件)： 加藤泰浩 (東大 大学院工学系研究科 エネルギー・資源フロンティアセ)
資料名： 建設の施工企画
号： 752  ページ： 59-64  発行年： 2012年10月25日 
JST資料番号： G0118A  ISSN： 1349-547X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： レアアースの重要性とレアアースを巡る資源問題について解説し,著者らにより最近発見されたレアアース泥の特長を述べた。太平洋の4000m以深の深海底にはレアアースを高濃度に含む泥が存在する。これらは,中国の鉱床よりも高い濃度(特に重レアアース)を持ち,資源量が膨大で探査が容易である。また希硫酸や希塩酸で容易に抽出ができる。圧縮空気を送り泥に空気を混ぜ密度を軽くして引き揚げるエアリフトという方法で採取する。世界全体の生産量の97%を中国一国で占める現状を打開する有効な資源戦略と成り得ることを述べた。

シソーラス用語： *希土類元素 ,  問題 ,  海底資源 ,  *海底堆積物 ,  海底 ,  中華人民共和国 ,  気泡ポンプ
準シソーラス用語： *レアアース ,  レアアース泥 ,  資源問題 ,  深海底

分類 (1件)： 金属鉱山,鉱物資源  (UA01080L)

引用文献 (3件)：

• 足立吟也監修. 希土類の材料技術ハンドブック基礎技術・合成・デバイス製作・評価から資源まで. 2008
• KATO, Y. Deep-sea mud in the Pacific Ocean as a potential resource for rare-earth elements. Nature Geoscience. 2011, 4, 535-539
• 加藤泰浩. 太平洋のレアアース泥が日本を救う. 2012

タイトルに関連する用語 (7件)： 太平洋 ,  発見 ,  レアアース ,  泥 ,  特長 ,  開発 ,  可能性