抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
発達障害を持つ子どもの生活支援の方法の1つとしての作業療法の有効性が実証されてきた。しかし優れた作業療法の実践者が持つアートはこれまでほとんど明らかにされていない。本研究の目的は,作業療法のセッションの質を客観的に示すのに有効な指標を見出すことである。自閉症を持つ子ども1名に対して熟達者と非熟達者のそれぞれが施行した作業療法のセッション計2事例を分析対象とした。各事例における各活動の継続時間(活動時間)や活動間の切り替え時間を計測するとともに,子どもの発話を機能に関して分類した。結果,活動時間や切り替え時間,ならびに,子どもの掛け声や独語(自閉症に特徴的な行動の1つ)の生起割合は,事例間で異なった。優れた作業療法のセッションの特徴について考察した。(著者抄録)