抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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安政江戸地震や濃尾地震,関東大地震,福井地震,新潟地震,宮城県沖地震などの過去の地震災害における都市特有の被害をみると,人口密度の高かった地区での人的被害発生が多くみられる。特に軟弱地盤に立地している都市での液状化による被害の増大や地震に伴う火災による被害,地震に伴う水害などの複合被害,ライフラインの被害による都市生活への影響などがみられた。兵庫県南部地震と東北地方太平洋沖地震による都市災害の問題としては,特に応急仮設住宅などの災害復興住宅の問題が顕著で,長期にわたっている。そこで大阪市では,「地域特性に応じた自主防災まちづくり事業」を開始している。すなわち,商業建物比率が高い地域,中高層住宅比率が高い地域,老朽木造住宅比率が高い地域,住・商・工混在地域の4つの地域類型に分類し,それぞれの地域での防災方策を検討している。