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J-GLOBAL ID:201202237802658327   整理番号:12A1311127

miR-142-3pはゼブラフィッシュにおいて造血発生に必須であり,心臓細胞運命に影響する

miR-142-3p is essential for hematopoiesis and affects cardiac cell fate in zebrafish
著者 (13件):
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巻: 425  号:ページ: 755-761  発行年: 2012年09月07日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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マイクロRNAは胚発生の間に中心的な役割を担い,造血発生を含む適切な器官形成に必要である。最近の研究は初期中胚葉で,造血系統と心臓系統の間に相互作用が存在することを示唆している。しかし,マイクロRNAが他の系統に影響するかどうかは分かっていない。筆者等は造血系のmiR-142-3pが中胚葉形成を調整するかどうかを調べた。ゼブラフィッシュにおける造血系特異的マイクロRNAであるmiR-142-3pのノックダウン(KD)は胚発生の間の造血発生の喪失を引き起こした。興味深いことに,KDモルファントにおいて異常な心臓表現型と不十分な体節形成が見られた。初期発生期に小さい心臓,心室の収縮機能不全,心臓不整脈(例えば2:1の心房:心室搏動)そして徐脈が一貫して見られた。組織学的検査によると,心室の深刻な低形成と筋肉整列の乱れが見られた。この機構を明らかにするため,DNAマイクロアレイ分析を行った。その結果,no tail,Tボックス遺伝子16,mesoderm posterior a,one eyed pinhead,そしてrho結合コイルドコイル含有タンパク質キナーゼ(Rock2a)といった,心臓および体節中胚葉形成に必須である幾つかの中胚葉遺伝子の発現がmiR-142-3p KDモルファントで増加することが明らかになった。ルシフェラーゼレポーターアッセイによるとmiR-142-3pは,Rock2a 3′-UTRを介してルシフェラーゼ活性を抑制した。本研究結果は,miR-142-3pがRock2aの調節を介して,中胚葉形成の初期段階の造血発生,心臓形成,そして体節形成において非常に重要な役割を果たすことを示す。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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