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J-GLOBAL ID:201202238610763190   整理番号:12A0413607

各種排水処理技術と支援機器 膜利用による排水処理技術の動向

著者 (1件):
資料名:
巻: 41  号:ページ: 65-68  発行年: 2012年02月01日 
JST資料番号: S0991A  ISSN: 0285-5380  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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福山市立大学の堤行彦氏が膜利用による排水処理技術の動向について解説した。最初に排水処理(下水処理)分野における膜利用技術の概要として,膜分離活性汚泥法(MBR)について述べている。MBRで使用される膜は精密濾過(MF)膜と限外濾過(UF)膜がほとんどである。処理水を飲用可能な再生水まで浄化するためにはナノ濾過(NF)膜あるいは逆浸透(RO)膜が使用される。膜の材質はセラミックで代表される無機膜と有機膜の2種類があり,無機膜のほとんどはMF膜で使用され,他の膜は有機膜である。MBRは使用する膜の設置法により浸漬型MBR,膜分離槽別置型MBR,槽外型MBRに分類され,記事ではこれらのMBRの特徴について述べている。最後に,MBRの実用化と導入に向けた国内外の動向について述べている。世界最大の膜利用による下水再利用システムはクウェートの都市下水再利用プラントである。このシステムは嫌気・好気生物処理,MF膜処理,RO膜処理,塩素消毒を組み合わせており,処理水は飲用目的以外の都市用水,灌漑用水として利用されている。また膜を利用した排水処理に積極的に取り組んでいるシンガポールの状況,中国や日本の下水処理の現状についても述べている。膜技術は排水処理や排水再利用の分野でキー技術である。膜技術は日本が得意とする技術であり,この技術を利用して日本企業の発展が期待される。
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分類 (3件):
分類
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下水道工学,廃水処理一般  ,  下水,廃水の物理的処理  ,  その他の廃水処理・処分 
引用文献 (7件):
  • (1)沖大幹:「水の世界地図(第2版)」、丸善(2010)
  • (2)国土交通省国土技術政策総合研究所:下水道膜処理技術ガイドライン(第1版)(2008)
  • (3)伊藤雅喜:「水循環システムのしくみ」、ナツメ社(2010)
  • (4)ニューメムブレンテクノジー"「MBRの国際標準と海外動向」、日本膜学会(2011)
  • (5)橋本敏一:資源環境対策、Vol.47、NO.7、P.21(2011)
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